シン・ハギュンが“8月の男”のパワーを再び見せる。映画『無礼なヤツら』(監督:パク・チョルヒ/提供:TUBEピクチャーズ)を通じてである。

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『無礼なヤツら』は、無礼な世の中で、自分なりのルールを持って生きる殺し屋“キラー”の話を描いた映画。パク・チョルヒ監督のスクリーンデビュー作である上、知名度がある主演俳優はシン・ハギュンが唯一であり、メリットが比較的少ないが制作社側は高い期待感を示している。来たる8月に映画が公開され、8月はシン・ハギュンの月であるからだ。

シン・ハギュンが“8月の男”として定着したのは、昨年8月公開した映画『トンマッコルへようこそ』と『拍手する時に去れ』が起爆剤になった。蒸し暑い夏に登場する、ヒューマニズムが込められたストーリーと、国内では比較的大衆から疎外される推理物は、高成績を収めにくい素材と言われてきた。しかし、『トンマッコルへようこそ』は、全国800万人の動員を記録し、歴代観客順位“ベスト5”に入る成果をあげ、『拍手する時に去れ』も、200万人以上のスコアを記録しながら成功を収めた。2編の映画で1000万人を越える観客動員パワーを誇示した。

制作社側のある関係者は「昨年、シン・ハギュンが8月に見せたチケットパワーは、偶然とも思えるがすごかった。シン・ハギュンが独立映画ではなく大衆的な俳優として定着した基点として、今年の8月も素晴らしい収穫をあげることができると思っている」と期待感を表した。

シン・ハギュンは『無礼なヤツら』で、先天的に舌が短く、幼い頃から周囲に冷やかされ、コンプレックスを隠すために殺し屋になった“キラー”を演じる。


<b>シン・ハギュンの選択に対する期待と憂慮</b>

『無礼なヤツら』は多くの期待感を呼び集めている。忠武路(チュンムロ)を代表する若い俳優で“色”のある作品に出演するシン・ハギュンの選択力が視線を引いているため。

『ガン&トークス』『復讐者に憐れみを』『地球を守れ!』『拍手する時に去れ』など、彼の出演作はほとんどが平凡なものを拒絶する。したがって今回の彼の新作も普通でないという予想をさせる。

制作社であるTUBEピクチャーズ側は映画の主な内容をベールで隠す戦略をとっている。
映画の内容とワールドカップを絶妙に合わせた“ワールドカップ動画像”マーケティングを除き、今まで積極的にストーリーを明かしていない。このような部分がより疑問を呼んでいる。果たしてシン・ハギュンはどんな姿に変わり、この映画は一体どのような楽しさを準備しているのか、関心を持たせている。

シン・ハギュンのキャラクターと以前の映画とのつながりを探すことは、さり気ない楽しさを与える。まず『ガン&トークス』で爆薬専門家のジョンウから始まった彼の殺し屋のイメージは、『親切なクムジャさん』での特別出演で、殺し屋の役をまた演じ、今回の映画では予測することができない殺し屋に変身した。また舌が短くて言葉をほとんど発しない設定は『復讐者に憐れみを』でと同様で、比較する機会を与える。

不安な部分ももちろんある。このようなキャラクターとイメージの重複は、新しい変化を作り出すことができなければ、観客たちの“味覚”を刺激することができず、以前に与えられたまったく同じ“メニュー”と“味”になり単調さを与えてしまうことになる。果たして『無礼なヤツら』が、一夏の蒸暑さを吹き飛ばす、“特別な味”になることができるのか、8月が期待されている。


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