今回の旅を振り返る「BTS(防弾少年団)」V。(画像:画面キャプチャ)
今回の旅を振り返る「BTS(防弾少年団)」V。(画像:画面キャプチャ)
パク・ソジュン、Peakboy、チェ・ウシク、パク・ヒョンシク、「BTS(防弾少年団)」Vの“リア友”5人が、カンウォンド(江原道)コソン(高城)で3泊4日の旅をするJTBCリアルバラエティ「IN THE SOOP フレンドケーション」。全4話制作で、8月12日(金)の放送をもって終了したが、韓国での反応はどうだったのだろうか。

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これだけのスターが勢揃いしているので、注目されないわけがない。毎回放送が終わるたびに、番組内容に関するさまざまな記事が出たし、普段は見られない彼らの素顔の魅力が満載で、5人の友情旅行にほっこりさせられた人も多かっただろう。だから、あえてネガティブなことを掘り起こさなくてもいいのだが、それを果敢に報じた記事もあった。ズバリ、低視聴率だったことだ。

最終回で、海に立ち寄ったとき、Vが「僕たちがこうやって遊んでいるのを見た人たちはどう思うかな?」と問いかけると、パク・ソジュンが「本当に面白味なく、遊んでいるって言うと思うよ」と答え、それでも自分たちにとっては、これが本当の休息だと楽しそうに満足しているシーンがあった。

結果的に、パク・ソジュンの分析は的確だったようだ。視聴率が全てではないが、一つの目安にはなる。初回1.3%でスタートしたが、第2話1.1%、第3話0.9%、第4話0.6%(ニールセンコリア調べ、全国基準)と右肩下がり。これだけの面々を集めたのに、0%台で終了したのは、ある意味衝撃的である。

元々、この「IN THE SOOP」シリーズは2020年の「IN THE SOOP BTS編」を皮切りに、「IN THE SOOP SEVENTEEN編」、「IN THE SOOP BTS編シーズン2」と続き、今回スピンオフとして「IN THE SOOP フレンドケーション」へとつながった。BTS編のときも1%前後の視聴率だったが、シーズン1、2とも午後11時からの放送だった。今回は午後9時からのゴールデンタイムでの放送だったので、この数値は残念な結果といえるだろう。

韓国のエンタメ系メディア「WIKITREE」が、この低視聴率についての記事を掲載し、オンラインコミュニティでの視聴者意見を取り上げていた。それによると、「出演者はホットなのに、放送内容が面白くない」、「ファンに向けて作った番組なのではないか。視聴率が取れるわけがない」、「宣伝もしないし、再放送もないので残念」、「ファンだけが楽しく見ているようだ」など厳しい意見があったことを指摘。

もちろん、ネガティブな意見だけでなく、番組を見ながら一緒にヒーリングできたとか、Disney+(ディズニープラス)で見たというファンも多く、5人の友情・絆が感動的だったと評価する内容もある。が、視聴者意見にもあった通り、バラエティ要素はなく、穏やかな時間の流れの中、5人の飲んで食べて遊ぶ姿が描かれるだけだったので、回を重ねるごとに一般視聴者は離れていき、“ファンだけが見ていた”ということなのだろう。

ちなみに、数日前、HYBEが「IN THE SOOP BTS編シーズン2」の撮影地(平昌)巡りと、地域内の宿泊を連携したパッケージを公開し、ファンが「BTS」と同じ思い出と感動を共有することができる空間体験サービスの販売を開始した。このような流れからも、「IN THE SOOP」シリーズのターゲットはファンであり、視聴率はさほど気にしていないというのが本音なのかもしれない。

5人で過ごす最後の夜、みんなが思い出に残る旅になったと振り返っているとき、「これシーズン2やるの?」というチェ・ウシクの問いかけに、Vが「うん。シーズン2やると思う」と答えると、パク・ソジュンが「そのときは、僕たちロサンゼルスで会うのかな?」と冗談ぽく夢を膨らませていた。そして、チェ・ウシクが「だったら、シーズン2は僕たちだけでやろう」と提案し、Peakboyも「ケータイさえあれば大丈夫」と前向き発言。メンバーたちは、次はいつこんな旅ができるのかを語り合っていた。「IN THE SOOP フレンドケーション」シーズン2はあるだろうか?

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