<Wコラム>「2PM」事務所を苦しめる旅客船沈没事故の噂と「魔女狩り」と「朝鮮戦争」

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<Wコラム>「2PM」事務所を苦しめる旅客船沈没事故の噂と「魔女狩り」と「朝鮮戦争」
<Wコラム>「2PM」事務所を苦しめる旅客船沈没事故の噂と「魔女狩り」と「朝鮮戦争」

グループ「2PM」

韓国旅客船沈没事故の影響は、事故原因や事故処理の責任を問うレベルを超え、「魔女狩り」に発展しつつある。更に韓国芸能界にも飛び火し始めている。「2PM」らの所属事務所である「JYPエンターテインメント」は予想しなかった2次被害に遭っている。

 「2PM」、「miss A」、「Wonder Girls」などが所属する韓国の大手芸能プロダクション「JYPエンターテイメント」。韓国の3大芸能プロダクションの一つであり、上場会社でもある。その創業者で代表プロデューサー、そして1990年代の韓国を代表するダンス系アーティストのパク・チニョン氏が大型旅客船「セウォル号」の沈没事故の噂に巻き込まれているのだ。

 事の発端は、パク氏が再婚した妻A氏が沈没船の運航会社の所有者であるセモグループのユ・ビョンオン会長の姪であることがSNSなどで広まったことから始まった。

 今回の韓国旅客船沈没事故では、船長の無責任な行動や偽装脱出が連日のようにメディアを騒がせており、その雇い主である旅客運送企業「清海鎮海運」の実質的な支配オーナーであるユ・ビョンオン氏やその関連会社にも警察の調査が及んでいる。

 そんな中、ユ・ビョンオン氏が創設者でもあるキリスト教系の新興宗派「救援派」は、企業と教会を同一視する教理を持ち、キリスト教からは異端と判断されてきた。結局、信徒たちの献金が企業の運営資金となり、海運業に対する政府の補助金などもあり、関連企業は急成長してきたとの話だ。その企業資金のうち、5億ウォン(約5千万円)が「JYPエンターテイメント」に流入されたとの噂が立ってしまったのだ。

 この騒ぎを受け、「JYPエンターテイメント」側は次のような公式コメントを発表している。

 「パク・チニョンの妻がユ・ビョンオン氏の姪であることは事実だが、パク・チニョン本人は『救援派』と何ら関係もなく、10ウォンたりとも不法資金が流入したことはない。当然、不法資金関連の調査も受けていない。今後、ウソの噂を作成したり流布したりした者には厳重な法的責任を問う方針だ。」

 また、パク・チニョン氏本人も自身のSNSで解明コメントを出している。

 ツイッター(Twitter)にて、「私の妻が問題とされた会社の所有者たちと親族であるということだけで事実無根のデマを飛ばしても許される国なのか?  私の宗教については過去のインタビュー内容や、発売してきた音楽を聞いてみればわかるはず。私は過去数年間、多くの宗教を勉強してみたが、未だ無神論者である。」と説明した。

 しかし、今現在、上場会社のJYP社の株価は沈没事故の発生当日に比べ、終値で16%ほどの下落になっている。なお、パク・チニョン氏は、JYP社の最大株主であり、3年連続で韓国の音楽著作権収入1位をキープしている敏腕作曲家でもある。「韓国の慶応」と言われている名門「延世(ヨンセ)大学」出身の多彩な秀才でもある。

 一方、パク・チニョン氏が過去に妻について語った発言内容も再び注目されている。

 結婚間近の昨年9月韓国のバラエティー番組で、「2012年、互いに一目惚れした理想のタイプに出逢った。」と、妻Aさんの存在を初めてコメントしている。
そして、「彼女は、子供の頃から探し求めていた理想のタイプの女性だった。いつも私を見てうれしそうな顔をしてくれるところに惹かれた。」などと、Aさんについて触れていた。

 事故が事故なだけに、沈没船「セウォル号」の運送企業である「清海鎮海運」周辺は、力を入れて重点的に捜査する必要はあろうが、ネット上にはこれに便乗してパク・チニョン氏を叩くアンチファンもいるようだ。

 しかし、犠牲者家族らの精神的ショックや生還した教師の自殺など、2次被害が続いている今、不確実な情報に対してはなお慎重な対応が求められている。

 現在、韓国のメディアは、警察が中堅タレントのチョン・ヤンジャ氏(本名:キム・キョンスク)の調査に入ると騒ぎ始めている。新興宗派「救援派」と深く関係してきたようだが、責任があるかどうかは、これからの調査次第だ。しかし、憶測だけで批判されていることはおかしい。この状況では、1950年から3年間も続いていた韓国と北朝鮮との戦争のことを思い出す。

 日本では「朝鮮戦争」と呼ばれ、韓国では開戦日をもじって「6・25戦争」と呼ばれる戦争だ。日本から独立した5年後、韓国と北朝鮮が、各々アメリカと旧ソ連の影響を受け、資本主義と共産主義の理念に翻弄されながらおきた戦争だ。開戦の初期、韓国の大部分が北朝鮮軍の占領下になっていた。この時期のことは、「BIGBANG」T.O.Pとクォン・サンウの主演映画「戦火の中へ」によく描かれている。

 あちこちで「人民裁判」が開かれていた。共産主義の理念に反対することを公にするだけで、家族が警察など韓国の公務員であるだけで、広場に集まった群衆の多数決だけで、罪のない人が即時、竹槍で殺されていた。

 悲しい事故による韓国大衆の怒りや韓国行政の焦りは分かる。しかし、警察調査も司法の判断もまだ進んでいない状態でのメディアの「人民裁判」は、韓国大衆に対して更なる悲劇を生むだけだ。


** 「朝鮮戦争」を素材にする韓国映画は日本にも紹介されている。イ・ジェフン主演の「高地戦 THE FRONT LINE」、チャン・ドンゴン主演の「ブラザーフッド」など、戦争の悲劇がリアルに描かれた映画が多い。戦争や理念を超えたヒューマニズムを童話のように描いた「トンマッコルへようこそ」は興味深い。日本の漫画が原作である韓国映画「オールド・ボーイ」のカン・ヘジョン主演だ。宮崎駿のアニメ音楽で有名な巨匠、久石譲が音楽を担当した。久石譲は、韓国ドラマ「太王四神記」の音楽も担当していた。
2014年5月2日13時3分配信 (C)WoW!Korea

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