60年ぶりに訪れた故郷、16歳の思い出に出会った。
最近になって亡くなった母親がしきりに夢に見えるウンシム（ナ・ムニ）。
ちょうど親友であり姻戚関係のクムスン(キム・ヨンオク)が連絡もなしに突然訪ねてくると、ウンシムはクムスンと一緒に故郷の南海に発つことにする。
そこで偶然に自分に片思いしていたテホ（パク・グニョン）に会って忘れていた思い出を一つ二つと思い出す…

「次に生まれ変わってもあなたの友達になる」

一編の詩となる友情、ひょっとしたら最後になる遠足が始まる…。

高齢者となった主人公たちが60年ぶりに訪れた故郷は、リゾート建設を巡って住民の間でも葛藤が広がり、久しぶりに連絡をした級友は施設に捨てられたというショックでボケが始まっているというリアルさで共感を呼ぶ。
クライマックスでかかるイム・ヨンウンの自作曲「砂の粒」がさらに深い余韻を残す。