1988年の五輪金メダリストだが、1998年のいまは平凡な高校教師シホン（チン・ソンギュ）。選手生活引退後に残るのは意地だけ。すべてにイライラするマイウェイ姿勢で、周囲の人たちを困らせる。
そんなある日、偶然出席した大会で優れた実力にも関わらず、八百長で棄権負けしたユンウ（ソン・ユビン）を知ったシホンは、ボクシング部を作ることを決心する。
妻イルソン（オ・ナラ）の強い反対と、校長（コ・チャンソク）の粘り強い引き止めも無視したまま。
シホンは唯一の有望株ユンウと共に、わけも分からず警戒網にかかったファンジュ（チャン・ドンジュ）、ボクアン（キム・ミンホ）を連れて本格的な訓練に突入するのだが…。

韓国映画「カウント」は金メダリスト出身、一度食いついたら絶対離さないマイウェイ教師シホン（チン・ソンギュ）が“烏合（うごう）の衆”の弟子たちに出会い、世の中に向かって愉快な一発を飛ばす話を描いた作品。