パク・チソン（朴智星）は韓国のサッカー選手。ポジションはMF（ミッドフィルダー）。小学校4年生のときにサッカーを始めたが、高校卒業するまで全くの無名だった。高校時代、プロチームに入団するためのKリーグドラフト（韓国ではドラフト制度を導入している）にもかからない選手だった。しかし1999年1月、明知大学の監督に才能を見いだされ同大学へ特待生として入学が決定。同大学サッカー部と韓国五輪代表との練習試合で驚くような活躍を見せたことでU-23韓国代表に選出された。
大学在学中の2000年6月、京都パープルサンガの木村監督からの誘いで大学を休学して来日し、京都パープルサンガに加入。この時、京都に在籍していた三浦知良（カズ）選手の存在が日本デビューを後押ししたと本人は語っている。
日本に早く馴染みたいと自ら語学の勉強にも励み、日本語を流ちょうに話すまで成長するなど、真面目で誠実な姿は日本サポーターに愛される大きな理由だった。その後、オランダの強豪PSVアイントホーフェンやマンチェスター・ユナイテッドなどへ移籍。ヨーロッパでも各国の選手と同等に競い合う強さを見せている。
彼は日本記者とのやり取りをすべて日本語で対応することでも有名。ほぼ完ぺきにちかい日本語でインタビューに応じている。また、2011年3月11日に発生した東日本大震災では、被災者に対して哀悼のメッセージを送り、3月15日に義捐金を支出したこともわかっている。
プライベートではSBS女子アナウンサーのキム・ミンジと交際中であることを明かし、2014年中にも結婚するとみられている。

2014年5月14日、現役引退を発表した。また、韓国SBSテレビのアナウンサー、キム・ミンジと7月27日に挙式することも明らかにした。

2014年10月、イングランドプロサッカー・マンチェスターユナイテッドのアンバサダー（広報大使）に任命された。

2002年 Jリーグ優秀選手賞
2005年 フットボールアジア 2004-2005欧州で最も活躍するアジア人選手
2005年 タイム誌アジア版スポーツ部門 2005アジアの英雄
2009年 アラブ系スポーツ誌スーパーマガジン アジアサッカー選手賞
2009年 イギリス・サッカー専門サイトチームトーク 今年のチームトーク賞「Unsung Hero of the Year」部門受賞
2009年 ガーディアン Unsung Hero