パク・ジョンウとは韓国のサッカー選手。ポジションはミッドフィルダー（MF）。延世大学を卒業後、2010年にKリーグの釜山アイパークでプロサッカーデビューを飾る。2014年に、中国サッカー・スーパーリーグの広州富力足球倶楽部に移籍した。
代表メンバーとしては2012年夏、ロンドンオリンピック、2013年7月東アジアカップ2013、2014年W杯ブラジル大会に韓国代表に選出された。
ロンドンオリンピックの際、3位決定戦（2012年8月10日）の試合後、上半身裸で「独島（竹島の韓国名）はわれわれの領土」と韓国語で書かれたプラカードを掲げたパフォーマンスを行い問題に。
五輪施設や会場などでの政治的な宣伝活動はオリンピック憲章で禁じられているため、国際オリンピック委員会（IOC）は調査を開始し、銅メダルの授与はいったん保留となった。また、政治的アピールを行うことを禁じるFIFAも別個に調査を進めた。国際オリンピック委員会のジャック・ロゲ会長は朴の行為は「明らかに政治的な表現とみるべきだ」と述べたが、銅メダルの扱いについては「FIFAによる調査結果に基づいて決める」との方針を明かした。同年12月、大韓サッカー協会により国際Aマッチ2試合の出場停止と3500スイスフラン（31万円）の罰金、大韓サッカー協会は警告の処分を受けたことが発表された。翌年2月、国際オリンピック委員会は、本人と韓国オリンピック委員会に対して「strong warnings（強い警告）」を行った上で、パク・ジョンウには式典や宣伝をしないことを前提に、銅メダルが与えられた。

2012 ロンドンオリンピック韓国代表
2013 東アジアカップ韓国代表
2014 W杯ブラジル大会韓国代表

＜獲得メダル＞
2012 ロンドンオリンピック銅メダル