大韓民国で英語が少しできる男であれば夢見る、人生で一度のみ志願できるKATUSA（駐韓米軍に配属された韓国軍）。エリート名門大や裕福な家庭の子たちが掌握したここに、最終学歴高卒の晩年兵長チュ・ヘジンがいる。伝説で呼ばれるヘジンはあらゆる差別が幅をきかす韓国を脱出するための突破口として、“米軍”を準備する。

映画「ガチ　カプシダ」は俗称“ヘル（地獄の）朝鮮”（地獄のような厳しい経済や社会状況を皮肉を込めて言う言葉）を抜け出すために、米軍に入隊しようとする“裕福な”男の孤軍奮闘を描く物話だ。
チョ・スンウォン監督が自身のKATUSA（駐韓米軍に配属された韓国軍）経験をもとに制作した短編を発展させた長編作品。
映画タイトルは米韓同盟を象徴する文言「We Go Together」、すなわち「一緒に行きましょう（カッチカプシダ）」をどもるような発音にしたものだ。