釜山（プサン）の埠頭荷役場で働き一日一日を生きるカンチョリ（ユ・アイン）。安定的な職も期待できる家も信じられる“バック”もないが、それでも辛いという言葉を言わない根性を持った釜山の青年だ。ここに病気の母の面倒をみるカンチョリ。ある日、ソウルから旅行に来た自由な性格のスジ（チョン・ユミ）に会い、わずかながら笑顔を取り戻したカンチョリは、初めて（ここから）外に出てみようという夢を抱き始める。しかし、丈夫でない母“スニさん”の病状が急に悪化し…。

韓国映画「カンチョリ」は何もないが根性で世の中を渡ってきた釜山の男が自身の人生を揺るがす選択の岐路に置かれ、世の中と対抗する過程を描いた作品。主演は「成均館スキャンダル」などで人気の若手俳優ユ・アイン。邦題は「カンチョリ　オカンがくれた明日」、2014年5月17日日本公開。