【ソウル21日聯合ニュース】東日本大震災で甚大な被害を受けた日本に対し、韓国の各界から支援表明や義援金が相次いでいる。
 保健福祉部によると、東日本巨大地震から10日目の20日現在、韓国の募金総額は187億7700万ウォン(約13億5000万円)と集計された。このうち、107億9800万ウォンは大韓赤十字社を通じ、79億7900万ウォンは韓国社会福祉法人の社会福祉共同募金会を通じて集まった。現地に直接寄付するケースも多く、韓国から日本への義援金は集計額をはるかに上回るとみられる。
 財界ではサムスングループが20日に東日本大震災の復興支援として、新たに4億9000万円相当の衣類や通信機器などを日本に送ると支援を表明した。同グループはすでに1億円の義援金を寄付したほか、大韓赤十字社とともに3000万円相当の支援物資を送っている。
 ロッテグループも同日、震災の支援金として1億円を大韓赤十字社に寄託したと発表した。義援金の寄付のほか、ロッテ七星飲料が11万7000本の飲料水を被災地に送るなど、各系列会社が特性に合わせた支援活動を行っている。
 S-OILは義援金5億ウォンを韓国の社会福祉法人、社会福祉共同募金会に寄託した。また、ガソリン30万バレルを含め、灯油や軽油など計240万バレルの石油製品を日本の石油会社に供給する方針を決めた。
 このほか、LGグループ、ポスコ、現代グループがそれぞれ1億円、ハイニックス半導体が2000万円、外国人専用カジノ「パラダイスカジノ」を運営するパラダイスグループが10億ウォンなどを寄付した。
 韓国芸能界でも、東日本大震災の支援に名乗りを上げている。
 「冬のソナタ」で知られるペ・ヨンジュンさんは地震直後に内閣府の復興基金に義援金10億ウォンを伝え、イ・ビョンホンさんは7億ウォンを韓国赤十字社に寄付した。グループJYJは国際NGO(非政府組織)のワールド・ビジョンに6億ウォンを寄付。女優のチェ・ジウさん、歌手のリュ・シウォンさん、俳優のチャン・ドンゴンさん、ウォンビンさん、ソン・スンホンさんらがそれぞれ2億円を、ボーカルグループ「SS501」のリーダー、キム・ヒョンジュンさん、俳優のアン・ジェウクさんらがそれぞれ1億ウォンを寄付した。 
 また、チャン・グンソクさんが日本赤十字社に1000万円を寄付するとともに、応援メッセージ入りの毛布5000枚を日本の陸上自衛隊を通じて被災地に送った。人気女性グループKARAは近く発売する新曲のCDやデジタル配信による収益を寄付することを表明している。
 東方神起や少女時代、BoAらが所属している芸能事務所・SMエンターテインメントは日本赤十字社に10億ウォン、BIGBANG、2NE1など人気歌手グループが所属する芸能事務所・YGエンターテインメントは5億ウォン、人気グループ2PM、2AMなどが所属する芸能事務所・JYPエンターテインメントは3億ウォンをそれぞれ寄付した。
 このほか、韓国の人気トロット(演歌)歌手やバンドグループが、被災者を支援するためのチャリティーコンサートを行った。
 スポーツ界では日本プロゴルフツアー賞金王に輝いたプロゴルフの金庚泰(キム・ギョンテ)選手やオリックスの朴賛浩(パク・チャンホ)投手がそれぞれ1000万円を寄付。韓国プロサッカー・Kリーグの浦項スティーラーズは20日のホーム試合の入場収益全額を東日本大震災の復旧に向けた義援金として日本に寄付した。
 さらに、韓国の漫画家団体が義援金と応援漫画で被災者を激励したほか、囲碁界が100万円の義援金を日本側に伝えるなど、現在も日本への支援は各界から相次いでいる。
 一方、エヌ・シー・ソフトの日本法人エヌ・シー・ジャパンが5億円を寄付し、ロッテの日本法人が韓国法人とは別途に日本赤十字社に1億円を伝えた。
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