(左から)Swings、Crispy、Maniac、Brownie、Chan
(左から)Swings、Crispy、Maniac、Brownie、Chan
今回は韓国最高峰のヒップホップグループ<UPT>をご紹介。元々は<up town(アップタウン)>として1997年にデビューし韓国にヒップホップというジャンルを紹介、当時のメンバー、ユン・ミレなど米国出身の女性歌手が大活躍した。その後メンバーチェンジを繰り返し、現在は男性3人、女性2人から成る5人で活動を展開、メンバー全員がヒップホップやR&Bを愛し、レベルの高いサウンドを追求している。このたび<WoW!Korea>でインタビューを実施し、日本進出も計画中だという彼らに“HIP-HOP”そして“UPT”の魅力ついて聞いた。

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<b>-メンバー紹介</b>
<b>Maniac</b>:UPTで低音とラップを担当しているManiacです。1981年生まれです。幼い頃からヒップホップが好きでよく聴いては真似をしていました。そしてプロデューサーをしていた父からラップに素質があると見出され、音楽を始めました。
<b>Swings</b>:UPTで1番年下22歳のSwingsです。僕は、よく話し自分の意見を主張し、またオシャレも好きでした。そんな理由もあってか、子どもの頃からヒップホップをよく聴いていましたね。2年前からラッパーになるという夢を抱くようになり、これまで情熱を持って取り組んできました。好きな音楽スタイルはヒップホップの中でも複雑でなく単純な歌詞とリズム、そしてサウンドです。
<b>Brownie</b>:本名はチョン・ヤンアで1984年生まれの25歳です。子どもの頃から音楽が好きで、2005年からドラマのOSTに参加するようになり、本格的に歌手の道を歩き始めました。中学校から大学までは韓国舞踊を専攻し、MOBBエンターテインメント(現事務所)でソロアルバムの準備をしていたところ、UPTのボーカルとしてまず活動を始めることになりました。海外のミュージシャンではビヨンセに憧れています。
<b>Crispy</b>:UPTのボーカル25歳のCrispyです。音楽が大好きでボーカルが専攻でした。公演に出演しながら音楽活動をしていて、そのときにプロデューサーのチョン・ヨンジュンさんと出会い、1年ほど練習生として生活していました。その後、UPTとしてデビューすることになりました。
<b>Chan</b>:Chanといいます。30歳の韓国系アメリカ人です。米国で生まれ育ち、韓国に来てまだ、1年半ほどです。

<b>-現在のメンバーで活動をすることになった理由</b>
Swings:男性3人はUPTの初期メンバーでプロデューサーのチョン・ヨンジュン氏によって集められました。女性2人は現事務所で、歌手の準備をしていたんです。Brownieはラテンヒップホップでのソロデビューを現在も準備中で、Crispyは女性3人のR&Bユニット<Ear Candy>としてレコーディング中でもあります。UPTが6thアルバムでカムバックする際、初めは男性のみで活動していましたが、女性メンバーを招き6thのリパッケージアルバム『DEFREE』に『Baby Baby』という楽曲を収録することになったんです。UPTは韓国で1番、本格的なヒップホップサウンドを好みいつもリアルな音楽をモットーとしています。もちろんミュージシャンとしては、実力と大衆性すべてを兼備したいと考えています。

<b>-男女混成グループの良い点はどこだと思いますか</b>
<b>Maniac</b>:男性のみでは“かたく”見られがちですが、“柔らかい”感覚の女性が入ることで、その音が歌をより高度で優れた作品にしてくれています。
<b>Brownie</b>:音楽的には、中低音の男性ラッパーのボイスと高音の女性の声が合ったとき、より豊富さを感じることができることですね。それから、音楽の完成度が上がるという利点もあります。

<b>-これからどのような音楽を伝えていきたいですか</b>
<b>Maniac</b>:ヒップホップの根っこから時代に合うトレンドまでを届けたいですね。
<b>Swings</b>:リアルなヒップホップを作っていきたいです。リアルというのは最大限加工しない、純粋なサウンドや情緒、歌詞などを見せることですね。
<b>Brownie</b>:ヒップホップをより多くの方に知ってもらい、親近感を感じてもらえるように活動していきたいですね。伝統的なヒップホップと大衆的に人気のあるスタイルを調和させることで生まれるヒップホップを聴いていただきたいです。ヒップホップがどれだけ魅力的な音楽なのかを知らせたいですし、マニア的ではなく大衆的に認められる音楽を目指したいです。
<b>Crispy</b>:本土のヒップホップサウンドと歌詞で、多くの人たちに共感してもらえるリアルなヒップホップを伝えていきたいと思います。
<b>Chan</b>:音楽の限界線を超え、ファンにまた違った意見やインスピレーションを伝えたいです。僕らの音楽とパフォーマンスによって、多くの人々に喜びと幸せを感じてもらえたら嬉しいです。

<b>-m-floとフィーチャリングされたそうですが、その契機と感想</b>
Chan:m-floの『LOVE ME, HATE THE GAME』という曲に参加しました。また『EXPO EXPO』というアルバムの収録曲『What It Is』のリミックスにも参加しました。m-floのリーダーであるVERBALとは米国・ボストン大学で知り合い、昔から親しい友人として付き合ってきました。僕にとっては良い兄貴のような存在で、すごく尊敬できる人ですね。一昨年に横浜スタジアムで開かれた<COSMICOLOR Concert>に招待していただき、1つのステージで久しぶりに共演することができました。素晴らしい公演でしたね。僕は日本のファッション、音楽、文化に大変関心があります。VERBALが日本のZEEBRAさんやBUDDHA BRAND、MUROさんら有名な方々を紹介してくれて、彼らのファンになりました。

<b>-これからの活動計画と目標</b>
<b>Maniac</b>:海外(米国、イギリス、アジア)でも音盤を出す計画です。韓国にも良いヒップホップがありラッパーがいるということを知ってもらいたいです。
<b>Swings</b>:日本、中国、米国などにツアーにまわる予定です。また、続けて良い音楽を作り、韓国のヒップホップに大きく貢献できれば嬉しいですね。特にヒップホップ市場が縮小されている韓国で、強くこのジャンルを広めていきたいと思います。
<b>Brownie</b>:これからは公演活動をたくさんしていくと思います。韓国では多くの人々にヒップホップを紹介することがUPTの大きな目標であり、海外に出るときはもっと韓国的な色彩を取り入れ、完成度の高いサウンドを披露したいです。
<b>Crispy</b>:7月に韓国でコンサートがあります。カッコいい姿を見てもらうために、一生懸命練習をしています。韓国を輝かすことのできるグループになりたいと思います。
<b>Chan</b>:米国、日本、中国、そしてヨーロッパのファンが僕らをどのように思っているのか気になるところですね。英語のラップに優れていますので、英語圏で特に反応が良いと嬉しいです。

<b>-ファンへメッセージ</b>
<b>Maniac</b>:UPTの音楽を聴いてくださる方々に心から感謝しています。常に良い音楽で応えたいと思っていますので、応援してください。頑張ります。
<b>Swings</b>:これからのUPTの活動に期待してください。すぐに日本に行きますので、そのときは見に来ていただけると嬉しいです。
<b>Brownie</b>:新たなスタートを切ったUPTを応援してください。僕らの音楽は本当に完成度の高いサウンドを誇っています。一曲一曲が皆さんの耳に残るような音楽であれば嬉しいです。これかも努力して、カッコいい音楽を求めていきます。
<b>Crispy</b>:UPTの活動に期待してください。一生懸命に準備して、日本でも良い音楽を届けられるよう頑張ります。
<b>Chan</b>:韓国と日本は過去の問題などありますが、お互いに心の扉を開く時だと思います。僕は日本人を、そして日本文化をすごく尊敬しています。韓日はまた、音楽に対する情熱や愛情も素晴らしいので、その共通点を生かし近くなっていけたら嬉しいです。
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