開発されたLTE端末モデムチップ=9日、京畿道・安養(聯合)
開発されたLTE端末モデムチップ=9日、京畿道・安養(聯合)
【ソウル9日聯合】LG電子が、第4世代(4G)移動通信市場で優位を占めるLTE(Long Term Evolution)の商用化時代を切り開く端末用モデムチップを世界に先駆け開発した。
 LG電子は9日、京畿道・LG電子移動通信技術研究所で記者懇談会を開き、独自開発に成功したLTE端末向けモデムチップを公開し、デモンストレーションを行った。

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 このモデムチップは、携帯電話を含めLTE端末機でフルハイビジョン(HD)級の高画質映像のような大容量のデータを送受信、処理する中核部品で、パソコンの中央処理装置(CPU)に当たる。13ミリメートル四方のチップの中に2008年現在で存在するすべてのLTE標準技術を集約させ、データ送受信速度はダウンロードで100Mbps、アップロードで50Mbpsを実現する。これは携帯電話を通じ700メガバイトの映画1本を1分以内にダウンロードできる速さで、現在のHSDPA(高速パケット通信)より5倍の速さを誇る。

 LG電子は今回のモデムチップ開発に続き、来年上半期には一般パソコンの無線LANカードに代わるLTEデータカードも公開する計画だ。

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