韓国　けさのニュース（８月２１日）

◇韓米日首脳会談の成果　尹大統領が国民に説明へ　尹錫悦（ユン・ソクヨル）大統領は２１日午前、閣議を主宰し、米国での韓米日首脳会談の成果を国民に説明する。韓米日首脳は１８日（日本時間１９日未明）、米ワシントン郊外の大統領山荘キャンプデービッドで会談し、３カ国間の連携強化に対する意志を強調した。この日から戦時や災害など非常事態に備えて行う「乙支演習」が始まったことから、閣議では政府の対応体制の点検も行う。これらの様子は生中継される。◇韓米が大規模な合同軍事演習開始　野外機動訓練を大幅拡大　韓国と米国は２１日 、定例の合同軍事演習「乙支フリーダムシールド（ＵＦＳ、自由の盾）」を開始した。３１日まで。今回は演習シナリオを全面的に改編したようだ。これまでは北朝鮮の局地挑発・全面戦争遂行の流れを想定していたが、高度化する北朝鮮の核・ミサイル能力やロシアによるウクライナ侵攻、北朝鮮が戦時または有事の際に流布する可能性がある偽ニュースへの対応などを取り入れた。また、今回は２０１９年以降縮小された連合野外機動訓練を大幅に拡大して実施する。◇金正恩氏が海軍視察　巡航ミサイル発射訓練立ち会い　　北朝鮮の朝鮮中央通信は、金正恩（キム・ジョンウン）国務委員長（朝鮮労働党総書記）が朝鮮半島東側を担う朝鮮人民軍海軍東海艦隊を視察し、戦略巡航ミサイルの発射訓練を参観したと伝えた。韓米合同軍事演習「ＵＦＳ」に対抗するものとみられる。同氏が視察したのは「海軍東海艦隊近衛第２水上艦戦隊」。警備艦に乗り込み、ミサイル発射訓練のほか武装状態や戦闘準備状態なども確認したという。◇厳しい残暑続く　中部地方内陸で大雨も　２１日は全国的に厳しい残暑が続き、中部地方の内陸を中心に突風と雷を伴って１時間に３０～６０ミリの非常に強い雨が降る見通しだ。最高気温は２８～３４度の予報となっている。大部分の地域で体感温度が３３度以上に上がり、都心と西海岸・南海岸、済州島を中心に熱帯夜となりそうだ。◇昨年の相続・贈与財産２０兆円　５年前の２倍に　昨年相続・贈与された財産が５年前の２倍以上に増えたことが分かった。最大野党「共に民主党」の梁敬淑（ヤン・ギョンスク）国会議員が関税庁から提出を受けた資料を基に分析した結果、昨年の相続・贈与財産の総額は１８８兆４２１４億ウォン（約２０兆円）で、５年前の９０兆４４９６ウォンと比べて約２．１倍に増加した。相続財産額が上位１%の１５８人は、１人当たり平均２３３３億ウォンを相続させた。