朝鮮中央通信は21日、金正恩国務委員長が海軍東海艦隊を視察し、戦略巡航ミサイルの発射訓練に立ち会ったと伝えた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
朝鮮中央通信は21日、金正恩国務委員長が海軍東海艦隊を視察し、戦略巡航ミサイルの発射訓練に立ち会ったと伝えた=(朝鮮中央通信=聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の朝鮮中央通信は21日、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)が朝鮮半島東側を担う朝鮮人民軍海軍東海艦隊を視察し、戦略巡航ミサイルの発射訓練を参観したと伝えた。この日、韓米は定例の合同軍事演習「乙支フリーダムシールド(UFS)」期間に入っている。高度化する北朝鮮の核・ミサイル能力を踏まえた訓練で、31日まで実施予定。

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 朝鮮中央通信は金正恩氏が海軍艦隊を視察した日付を明らかにしていない。同氏が視察したのは「海軍東海艦隊近衛第2水上艦戦隊」で、現地では金明植(キム・ミョンシク)海軍大将らが出迎えた。

 警備艦海兵による戦略巡航ミサイル発射訓練は「艦の戦闘的機能とミサイル武器体系の特性を再確認し、海兵を実戦環境での攻撃任務の遂行動作に熟練させること」を目的とするもので、目標に正確に命中したという。公開された写真を見ると、艦対艦、艦対地攻撃が可能な巡航ミサイルを発射したようだ。

 金正恩氏は警備艦に乗り込み、武装状態や戦闘準備状態なども確認した。同氏は「有事の際に敵の戦争意志をくじき、最高司令部の戦略戦術的な企図を貫徹、国の主権と安全を死守すること」を海軍の使命・任務に挙げ、党の方針として「海軍の戦闘力を飛躍的に向上させ、現代的な水上・水中攻撃手段と防御手段を備えた万能で強力な主体的軍種集団に強化発展させる」と述べた。

 党大会で海軍の武力発展を掲げたことに触れながら「海軍武装装備の現代化実現に一層拍車をかけることで、海軍の現代性と戦闘能力の早期かつ画期的な向上に確かな成果がもたらされる」と強調。実戦能力をたゆみなく高めていくよう求めた。


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