2021年のソウルADEXで開かれた国民パイロット飛行体験の参加者(資料写真)=(聯合ニュース)
2021年のソウルADEXで開かれた国民パイロット飛行体験の参加者(資料写真)=(聯合ニュース)
【ソウル聯合ニュース】韓国と海外の最先端兵器などが集まる「ソウル国際航空宇宙・防衛産業展示会」(ソウルADEX)が10月17日から22日までの6日間、京畿道・城南のソウル空港(軍用空港)で開かれる。ADEX共同運営本部が17日明らかにした。 共同運営本部によると、今回は35カ国・地域から550社が参加し、過去最大の規模になる。 10月17~20日は業界関係者を対象にした「ビジネスデー」、同21~22日は一般来場者のための「パブリックデー」となっている。 今年は韓国軍が創設されて75年、韓米同盟が結ばれて70年の節目の年であることから、展示面積と品目が大幅に増やされた。 室内展示館には航空・宇宙・次世代空モビリティー(AAM)・地上防衛産業分野の実物と模型が展示される。 屋外では韓国航空宇宙産業(KAI)が開発した軽攻撃機「FA50」や高等練習機T50、小型攻撃ヘリのLAH、最新鋭ステルス戦闘機F35A、P8海上哨戒機、空中給油・輸送機KC330、対潜水艦作戦ヘリコプター(LYNX)などの展示が検討されている。 韓国型水陸両用強襲車(KAAV)や自走砲K9A1、核兵器、生物兵器、化学兵器に対応したNBC偵察車などの地上装備をはじめ、スタートアップ企業のロケットなども公開される予定だ。 航空機のテスト飛行や、韓国空軍の特殊飛行チーム「ブラックイーグルス」による展示飛行なども準備しているという。 共同運営本部は「韓米同盟70周年を記念して米軍の航空機、地上装備も多数の展示が検討されている」と説明した。 前回の2021年のソウルADEXは23万平方メートルの敷地に1814の室内ブースが設置され、会場内の駐車スペースは約800台程度だったが、今回は25万平方メートルに2260のブースが設置される。駐車台数も約1200台分を確保した。 主催側は輸出が期待される国の軍首脳部や、防衛産業企業の関係者を招待し、韓国防衛産業の優秀性を広く知らせる計画だ。 現在、71カ国・地域の約200人に招待状を送り、来場者は29万人、ビジネス交渉の規模は250億ドル(約3兆4600億円)に達するものと予想する。 新型コロナウイルス感染拡大防止のための対策も用意された。密になるのを避けるため、1平方メートル当たり最大で4人になるよう、人の流れを管理する方針だ。 会場周辺でブラックイーグルスの展示飛行を見ようとする人が集まることを考慮し、消防や警察と協力して安全対策も立てる。 共同運営本部はソウルADEXが世界3大エアショーに飛躍する土台を作るとし、「韓国の防衛産業が世界市場でしっかりと根を下ろし、さらに羽ばたく機会になってほしい」と伝えた。 ソウルADEXは1996年に「ソウルエアショー」として始まった。隔年で10月に開催している。 今年は韓国航空宇宙産業振興協会と韓国防衛産業振興会、大韓貿易投資振興公社(KOTRA)が共催し、国防部、科学技術情報通信部、産業通商資源部などが後援する。
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