光州事件の犠牲者に黙とうをささげるチョン・ウウォン氏(左)=31日、光州(聯合ニュース)
光州事件の犠牲者に黙とうをささげるチョン・ウウォン氏(左)=31日、光州(聯合ニュース)
【光州聯合ニュース】韓国の故全斗煥(チョン・ドゥファン)元大統領の孫、チョン・ウウォン氏が南西部の光州で31日、市民らの民主化要求行動を武力で鎮圧した全斗煥政権時の5・18民主化運動(光州事件)の被害者や犠牲者遺族と面会した。「祖父の全斗煥氏はあまりに大きな罪を犯した5・18の罪人だ」と述べ、遺族らに謝罪した。

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 ウウォン氏は全元大統領が民主主義を逆行させたと指摘し、「恐れを乗り越え勇気をもって軍部独裁に立ち向かい、苦痛を受けた光州の市民の皆さんに改めて謝罪する」と語った。謝罪の機会を得られたことに感謝するとしたうえで、「これからは私が感じる責任感を(国民に)見せられるよう、悔い改め、反省しながら生きていく」と誓った。

 ウウォン氏は全元大統領の次男、全在庸(チョン・ジェヨン)氏の息子。今月28日に滞在していた米ニューヨークから帰国し、仁川国際空港に到着直後、薬物使用の容疑で警察に身柄を拘束された。29日夜に釈放され、直後に光州を訪れていた。

 ウウォン氏は今月13日以降、交流サイト(SNS)やメディアとのインタビューで全元大統領一家の秘密資金疑惑などを暴露したり、自身と知人が薬物を使用したと明らかにしたりしていた。


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