ソフトバンク子会社ARM「英国上場見送り、アメリカに集中」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
ソフトバンク子会社ARM「英国上場見送り、アメリカに集中」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
「ファブレス(半導体設計)のファブレス」と呼ばれるソフトバンクの子会社「ARM(アーム)」のロンドン証券市場の上場計画が暫定中止される見通しだ。英国政府の努力にもかかわらず、ソフトバンクは当面の間、米国上場に集中する計画だ。

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1日(現地時間)ブルームバーグ通信は、ソフトバンクがニューヨーク証券市場上場に集中するため、ロンドン証券市場上場は当面の間IPO計画から排除することに決めたと報道した。

ARMは半導体の基本設計図である「アーキテクチャ(プロセッサの動作法)」を作り、サムスン電子とApple(アップル)、Qualcomm(クアルコム)、Huawei(ファーウェイ)など、世界1000社以上に供給している。これらの会社がARMの設計図をもとに超節電チップを再設計するため、ARMは「ファブレスのファブレス」と呼ばれる。孫正義ソフトバンク会長は2020年、ARMを米国半導体企業NVIDIAに当時株価基準、400億ドル(約5兆4600億円)で売却しようとした。しかし独占の懸念があり、各国の競争当局の反対したため売却作業が無算になった。以後、ARMを上場することに集中している。

ARMの本社が英国にあるため、これまで英国政府はARMをニューヨーク証券市場とロンドン証券市場に同時上場する計画を推進した。ボリス・ジョンソン元英国首相はARMを英国市場に誘致しようとしたが、新型コロナ流行当時、パーティーに参加した問題により反発が強まり辞任し、以後リズ・トラス元首相も資本市場混乱に就任から45日で辞任し、上場計画は先延ばしになった。

後任者のリシ・スナク首相もソフトバンクを説得しようと、ことし1月再び交渉に乗り出したがソフトバンクの心をつかむことができなかった。孫会長は現在、米国上場にのみ集中していると伝えられる。ソフトバンクは、投資会社であるビジョンファンドの最近の相次ぐ投資失敗をARMの上場で挽回するという計画を持っている。孫会長は、昨年サムスン電子イ・ジェヨン会長に会い、投資計画を議論するなどARMの価値向上に苦労している。ブルームバーグは、ARMが今年の夏ごろ、価値の算定を終えた後、今年末に上場する計画だと伝えた。

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