女子プロゴルファーのイ・ボミ、今シーズンを最後にJLPGAツアー引退

JLPGAツアーで21勝を収めた看板スター＝イ・ボミ（34）が今シーズンを最後に日本の舞台から引退すると明らかにした。

イ・ボミ の最新ニュースまとめ

　イ・ボミは27日、マネジメント会社GAD SPORTSを通じて「これまで日本ツアー活動について悩んできたが、今シーズンを最後に引退することに決めた」とし「最後のシーズンをファンと幸せに過ごしたい気持ちがシーズンを始める時点で引退を発表することになった」と明らかにした。

　2011年JLPGAツアーにデビューしたイ・ボミは2015年と2016年12勝を記録し、大賞、賞金王、平均打数などを総なめした。イ・ボミは2015年7勝を挙げて、日本男女プロゴルフを通じてシーズン最多賞金（約2億3049万円）を更新し、JLPGAツアー史上初めてシーズン賞金2億円を突破し、まさに“ボミちゃんシンドローム”を起こした。いつも笑顔で「スマイル・キャンディ」というニックネームが付けられ、親切と謙遜、実力を兼ね備えた選手として絶大な人気を博した。

　KLPGAツアーでも4勝を記録し、2010年大賞と賞金王、平均打数賞、最多勝王など主要タイトルを獲得した。JLPGAツアー通算20勝を記録した2016年KLPGAツアー永久シードを確保した。

　来月2日開幕するJLPGAツアー2023シーズン開幕戦2023ダイキンオーキッドレディスゴルフトーナメントに出場するイ・ボミはことし日本で4～5大会に出場し、韓国女子プロゴルフ（KLPGA）ツアー1～2大会にも出場する計画だ。JLPGAツアーでの最後の舞台は、10月に開かれるNOBUTA GROUPマスターズGCレディースになる可能性が高い。

　イ・ボミは「13年間、日本で活動しながら大変だったが、楽しくて幸せな時間を過ごした。試合だけに集中できるように多くの支援をしてくださったスポンサー、ファン、スタッフ、そして競争の中でも大切な友情を共にしてくださった同僚選手たちに心から感謝する」と述べた。

　さらに「ことし最後まで最善を尽くすイ・ボミの姿をお見せする」と付け加えた。

　一方、GAD SPORTS側の関係者は「イ・ボミ選手がことし日本ツアーを締めくくる意思を明らかにしただけで、現役引退時点についてはまだ決まっていない」と説明した。