韓国与党代表選、「アバター政治」で候補が見えない(画像提供:wowkorea)
韓国与党代表選、「アバター政治」で候補が見えない(画像提供:wowkorea)
韓国与党「国民の力」が10日、3月8日に実施する党代表選の候補者を確定した。そうした中で、親尹系(尹大統領指示勢力)と親李系(李俊錫前代表指示勢力)の争いが激しくなっている。そのため、今回の代表選は、尹氏と李氏の「アバター政治」とまで言われている。

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 韓国メディア「ヘラルド経済新聞」によると、イ・ジンボク(李珍福)大統領室政務首席は8日、記者団の「安哲秀候補がこれ以上問題になる表現(尹安連帯、尹核関)を使わないと言っている」という質問に対し、「われわれも(警告を)したくてしたのではない。(安候補が)するからしたことだ」と説明した。李首席は安候補に向かって「何も言わなければ何も起こらないだろう」と警告した。

 安氏が、尹大統領の願いが本人にあるような発言を続けているため、尹大統領を代表選に利用しないよう警告したものとみられる。尹大統領にとっては、党内基盤を固めたいところだ。

 親尹系の議員らも、尹大統領の意向はキム・ギヒョン(金起ヒョン)候補にあると支持に乗り出している。金候補は、直接的に「私が尹心(尹大統領の意向)候補」であると言わなかったが、親尹系の核心であるチャン・ジェウォン(張済元)議員との関係をアピールし、自身の支持率基盤とした。昨年12月、金議員は慶南革新フォーラムに出席し、「(張議員は)私が見ても本当に大統領が信頼する人」と語っている。党内最大の親尹系議員の集まりである「国民共感」も金候補を支持している。

 しかし、こうした行動に対して「露骨な尹心マーケティングを行っている」という批判の声も出ている。

 党代表戦の候補として残ったチョン・ハラム候補は、本人は否認しているが「李俊錫アバター」説が出ている人物。7日、チョン候補が全党大会の候補ビジョン発表会で出した2つの「政策」と関連し、李前代表の戦略と類似しているという分析が出ている。同党の関係者は「李前代表が党代表の時に推進してきたことを引き継いでいる」と述べた。

 チョン候補が親李系のキム・ヨンテ、ホ・ウナ、イ・ギイン候補と連帯して活動しているが、これもまた「李氏のアバター」説を証明している。

 党内では「このままでは誰が党代表になっても問題だ」という憂慮も出ている。同党の重鎮議員は「安候補やチョン候補になった場合、党が分裂するかもしれない。李前代表にとっては、チョン候補が勝っても負けても、チョン候補を自ら党に戻るための布石としている」と、代表選後の懸念を示した。

 こうした与党代表選の流れを見て、国民日報は11日、「微妙な警告音」が見えると指摘した。

「内紛と呼ぶべき主導権争いに、政党民主主義の危機という言葉まで出るようになった状況は、期待を抱かせる政治とは程遠い」と批判した。

 メイル新聞は、「党代表本選進出者の4人と最高委員本選の進出者8人の中で、テグ(大邱)・キョンブク(慶北)から選ばれたひとは、最高委員に立候補したキム・ジェウォン(金在原)前最高委員だけだ」と、同党の主軸だった大邱・慶北出身政治家の没落を示唆した。
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