元慰安婦の李玉善さんが他界…生存者は10人に＝韓国

元慰安婦のイ・オクソン（李玉善）さんが26日、享年95歳でこの世を去った。

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キョンギド（京畿道）クァンジュ（広州）の「ナヌムの家」で生活していた李さんは1928年に生まれ、1942年に日本軍により連行された。住民登録証上には1930年生まれと記載されている。

ナヌムの家によると、李さんは太極旗を365日、毎日掲揚し「俗離山の太極旗おばあさん」としても知られた。基礎生活受給者として生活しながらも、2009年4月には全財産に近い2000万ウォン（約209万円）を地域奨学金に寄付した。

李さんが他界したことで韓国政府に登録された元慰安婦240人のうち生存者は10人に減った。生存者すべてが90歳以上の高齢で、平均年齢は93.6歳になる。

女性家族部（部は省に相当）のキム・ヒョンスク長官は、「李さんは生前に慰安婦問題が解決することを誰よりも熱望していた」とし、「元慰安婦の方たちが平穏な余生を過ごすことができるよう綿密に支援する一方、元慰安婦の方たちの名誉と尊厳を回復するため持続的に努力していく」と話した。