一度聴いたらハマる!韓国バンド「LUCY」の魅力(画像提供:wowkorea)
一度聴いたらハマる!韓国バンド「LUCY」の魅力(画像提供:wowkorea)
アイドル並みのルックスに作詞・作曲・編曲、楽器を扱うスキルまで完璧な4人組バンドで、韓国オーディション番組「スーパーバンド」で準優勝にまで登りつめた、今最高に輝いてる韓国バンド「LUCY」をまだ知らない? それなら、この機会に彼らのことを一つでも知ってほしい。

ユン・ジョンシン の最新ニュースまとめ

 メンバーは、リーダーでバイオリン担当のシン・イェチャン、メインボーカル&ギター担当のチェ・サンヨプ、曲の編曲・プロデュースとベース担当のチョ・ウォンサン、リードボーカル&ドラム担当のシン・グァンイルの4人だ。

 彼らの出会いは、2019年に韓国で放送された「スーパーバンド」だ。プロの演奏家や、シンガーソングライターなど、ソロで活躍している人からバンドとして活動している人まで、ありとあらゆる音楽家がこの番組に集まった。全員がステージに上がり自分の魅力をアピールした後、自由にバンドグループを結成し、そのグループで曲を作り優勝を争うといった内容である。個性豊かな音楽家によるバンドの結成・成長とオーディションを楽しめる音楽番組であった。

 番組内では最終順位2位で準優勝し、審査員の1人であった韓国歌手ユン・ジョンシンが設立した事務所MYSTIC STORYと翌年に契約。同年5月8日には、シングルEP「Flowering」でデビューした。

 彼らの魅力は、何と言っても独特の楽器構成ということではないだろうか。通常の3ピースバンド(ドラム・ギター・ベース)構成にバイオリンが入ることで、他のバンドではあまり見られなかった「楽器で曲の表現を豊かにする」ことを可能にした。編曲でバイオリンの音は入れられるが、一般的にストリングスはメインになりづらい。だが、このバンドにはバイオリン担当がいることで、バイオリンの音が前面に押し出ているのだ。これによって、曲の表現を豊かにしている。特にバイオリンは弦楽器の中でも音が目立ちやすく、表情豊かに高音を響かせることができる。

 さらに、プロデュースを担当しているウォンサンのベースも曲中ではかなり前面に出ている。ライブ動画などを見ても、ドラムやギターの音にかき消されることなく、彼のベース音が伸び伸びと響いているのも特徴的だ。

 加えて、ツインボーカルも味が効いている。のびやかな高音が特徴のメインボーカル担当チェ・サンヨプと、優しく安定した声が特徴のリードボーカル担当シン・グァンイル。特にシン・グァンイルは曲の出だしを任されることが多く、柔らかい語りかけるような声が魅力的だ。チェ・サンヨプは歌声自体が特徴的で、バラードもPOPも特にサビや高音の時に広がっていく声に心を奪われる。

そんな1人1人の個性が、彼らだけのバンドサウンドとなっている。
 
 特にオススメしたい曲は「Flowering」「Rolling Rolling」「Sequel」の3曲だ。
「Flowering」はデビュー曲で、春の訪れを「桜の花が舞い落ちるように、春という時間が僕の中に澄み渡ってほしい」ときれいな歌詞で歌った曲。これを聴けば、このバンドが音楽をどのように表現していきたいのかが一気に理解できると思う。
「Rolling Rolling」は、「何もせずただ過ぎ去ってしまったような一日でも、振り返ってみたら思ったより良い日だった」という心情を表現した曲。「考えてみたら良い日だったのに、どれだけのことを見逃して過ごしてしまったんだろう」という歌詞が非常に好き。
「Sequel」は、原題が「結局何も分からなかったけど」だ。恋人と別れた後、「僕たちのストーリーはこれから先続くことはなく、結局君のことは何も分からなかったけど、だからといって君を愛した時間を色あせていくテープのように忘れていくのは嫌だ」と、未練を詩的な歌詞とバラード調で表現した曲だ。特にこの「Sequel」に至っては、ライブ動画が最高なのでぜひ観て欲しい。

長々とLUCYに関して語ってしまったが、彼らに対する熱意を感じてくれたら、そして彼らのことを1人でも多くの人に知ってもらえたら、それだけでうれしい。あなたも一緒にワルワル(ファンネーム)になってみませんか?


Concert Live Clip 】LUCY 「Sequel」(@2021 All kind of)
Concert Live Clip 】LUCY 「Sequel」(@2021 All kind of)




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