<W解説>韓日議員連盟の新会長に内定したチョン・ジンソク(鄭鎮碩)議員とは?(画像提供:wowkorea)
<W解説>韓日議員連盟の新会長に内定したチョン・ジンソク(鄭鎮碩)議員とは?(画像提供:wowkorea)
韓国の超党派国会議員でつくる韓日議員連盟の新会長に今月18日、与党「国民の力」のチョン・ジンソク(鄭鎮碩)国会副議長(61)が内定した。26日に開かれる総会で正式に選出される。チョン氏は「韓日関係の突破口を開くため、一生懸命働く」と意気込みを語った。

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鄭氏は中部のチュンチョンナムド(忠清南道)・コンジュ(公州)市出身。コリョ(高麗)大学政治外交学科を卒業後、韓国日報に入社し、15年間記者をした。ワシントン特派員や論説委員などを歴任した。2000年の国会議員選挙に当時の保守政党、自由民主連合から出馬し初当選した。現在5期目。これまで、国会事務総長や保守系のセヌリ党の院内代表などを歴任した。2021年8月に国会副議長に就任した。ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領と近い関係にあり、かつて尹氏の政界入りを後押しした。

日本との関係では、政界で代表的な「知日派」として知られており、韓日議員連盟顧問、朝鮮通信使委員会委員長、国会韓日議会外交フォーラム会長などを歴任した。昨年11月には朝鮮通信使委員会の訪問団長として来日。在日本大韓民国民団(民団)の懇談会に参加したほか、日本の超党派の国会議員でつくる日韓議員連盟の額賀福志郎会長らと面談した。また、最終日には、衆議院議員会館で朝鮮通信使に関する韓日の合同会議を開いたほか、朝鮮通信使にゆかりのある静岡県を訪問。鄭氏らは川勝平太知事と面談し、朝鮮通信使を通じた日韓の交流促進を確認した。

また、今年4月には尹氏が派遣した韓日政策協議会代表団の団長として日本を訪問。岸田文雄首相らと会談した。鄭氏は会談した岸田首相に尹氏の親書を手渡した。会談後、報道陣の取材に応じた鄭氏は親書の内容について「新たな韓日関係に対する尹次期大統領(当時)の意思、日本の前向きな反応に対する期待などが盛り込まれていると思う」と述べた。また、鄭氏は1998年に当時のキム・デジュン(金大中)大統領と小渕恵三首相が共に署名した「日韓共同宣言」について言及し、「過去を直視しながら未来志向の関係発展を目指していた金元大統領と小渕元首相の精神をさらに発展させていくことが、ユン次期大統領の韓日関係に関する基本的な考え方だ」と語った。

鄭氏が会長に就任する韓日議員連盟は、1972年に日本を訪問した韓国の国会議員13人と日本の自民党の議員48人が合意し、両国の発展や友好を目的に「韓日議員懇親会」として同年に設立した。1975年に東京で開かれた総会で、「韓日議員懇親会」をさらに発展させようと「韓日議員連盟」を立ち上げた。現在、韓国の国会議員約180人が所属している。

日本では「日韓議員連盟」として組織し、日本の超党派の国会議員が所属している。額賀会長は、訪日したパク・チン(朴振)外相と19日に会談した。額賀氏は「政府間でも(日韓の懸案事項について)前に進めていくことは共有したということなので、議員連盟としてもサポートしたい」と述べた。一方、朴氏は、懸案事項の一つである慰安婦問題について、2015年に交わされた政府間合意(慰安婦合意)に言及し「基本的精神である被害者の尊厳と癒しの気持ちを大切にする形で解決策をつくりたい」と述べ、尊重する立場を示した。

18日に開かれた韓日議員連盟の役員会で、新会長に任命された鄭氏は、「満場一致の形で意見を一つにしてくれた与野党議員に感謝したい」と述べ、硬直した日韓関係の改善のために力を尽くす考えを示した。その上で鄭氏は「韓日議員連盟は韓日関係が困難な状況になるたびに政府間の交渉を支援し、民間レベルでの支援を引き出してきた」と連盟の役割を強調。「私の亡き父は韓日議員連盟の幹事長を長く務め、私の政治の師である故キム・ジョンピル元首相も韓日議員連盟を中心になって引っ張ってきた」と述べ、歴代の所属議員の日韓友好への思いを受け継ぎながら、硬直した両国の関係を切り開いていく決意を語った。

韓日議員連盟の会長は、2020年10月から現野党「共に民主党」のキム・ジンピョ元副首相兼財政経済相が務めてきたが、国会議長に選出されたことに伴い、会長職を辞任していた。

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