「仁荷大学校女子大生死亡事件」…加害者が置いて行った携帯電話=韓国(画像提供:wowkorea)
「仁荷大学校女子大生死亡事件」…加害者が置いて行った携帯電話=韓国(画像提供:wowkorea)
「インハ(仁荷)大学校女子大生死亡事件」をめぐり専門家は、容疑者(20)が警察に通報せず犯行現場に携帯電話を置いて行った事実について、「腹が立つ部分」と話した。

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スン・ジェヒョン韓国刑事法務政策研究委員は18日、YTNの取材に「(A容疑者が)自首したわけではない。(現場に)携帯電話があったので、警察が電話し加害者が電話に出た。電話に出た後に聞くと、やっと犯行の一部を認めた」と話した。

A容疑者の主張通り偶発的な犯行であったならば警察に通報しただろうが、そうではなかったため故意性が強いとの分析だ。

スン研究委員は、「問題は(A容疑者が)被害者の衣服を被害現場ではなく別の場所に置いたこと。それならば証拠隠滅だ。もちろん自分の犯罪の証拠隠滅は処罰されないが、これも犯行後の状況で、犯行後の状況も量刑事由として判断される可能性があるため、あきらかに加重される量刑酌量事由」と説明した。

スン委員はA容疑者が犯行当時、泥酔状態だったと主張する根拠については、「酒を飲み性的暴行した場合、心神耗弱は適用されない。また2番目に重要なことは、そのように話すこと自体が自分の犯行ををまともに反省せず言い訳をしている姿」と指摘した。

仁荷大学内で女子学生に性的暴行した後、建物から墜落させ死亡させた容疑を持たれている同学校の男子学生、A容疑者はきのう拘束された。

インチョン(仁川)地方裁判所の判事は、「逃走と証拠隠滅の懸念がある」とし、A容疑者に拘束令状を発布した。

警察はA容疑者が被害者を建物の3階から故意に押したのかどうか捜査しているが、もし故意性が立証されれば「殺人」の容疑が適用されるものとみられる。

A容疑者は捜査の過程で被害者を故意に押してはいないと主張していると伝えられた。

警察は拘束令状の段階では殺害しようという故意はなくとも結果的に人を死亡させた「致死」の容疑を適用したが、追加の捜査によりA容疑者が被害者を故意に押して墜落させた点が立証されれば、「殺人」の容疑を適用する方針だ。
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