「人生を台無しにすると思い全員殺した」…16人殺害した北朝鮮漁民の言葉(画像提供:wowkorea)
「人生を台無しにすると思い全員殺した」…16人殺害した北朝鮮漁民の言葉(画像提供:wowkorea)
2019年11月に北朝鮮に送還された北朝鮮漁民2人が韓国側の調査で、「人生を台無しにすると思い全員殺した」とし、船員16人の殺害を認める発言をしたとの証言が出された。

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JTBCは14日、当時の青瓦台(チョンワデ、大統領府)関係者の発言を引用し、北朝鮮に送還された漁民2人を相手に行われた合同審問の内容を報道した。

報道によると、この関係者は「犯行を行った船員らは、初めは船長1人だけを殺害したが、『これでは自分たちの人生を台無しにするのではないか』と思い、『残りの船員を全員殺した』との趣旨の陳述をしたと把握している」と伝えた。

この関係者は、「2人を分離して審問しても犯行の手法などを詳しく陳述し、その内容が互いに一致した」とも明かした。一般的な刑事事件の捜査の基準でみると、2人が漁船で16人を殺害した状況は明らかだという。

当時の合同審問は国家情報院が主導し軍と警察も参加して調査を進めるという方式で行われた。青瓦台の国政状況室長室長だった「共に民主党」のユン・ゴンヨン議員もこれらの陳述をSI(特殊情報)として検証したと主張した。

漁民2人の船員殺害状況を確認できる諜報(ちょうほう)もあり、北朝鮮側も船員1人の身柄を確保し、犯行と身分をすでに把握しているという。

こうした内容は国会の報告書にも含まれ、当時野党だった「国民の力」のイ・ヘフン、キム・ムソン議員らも報告を受け、政府の送還決定に同意した。

報告書の内容をみると、「犯行動機と過程」から「脱北漁民らは船長の過酷な行為に不満を抱き殺害した。先に勤務中の船員2人と船長を殺害した後、残りの船員13人も順に殺害した」と記載された。
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