歌手で俳優のシン・ソンウが21日、日本で初めてのソロコンサートに臨んだ。東京・中野サンプラザの2300席を埋め尽くした日本のファンは、俳優ではなく、ロッカー、シン・ソンウのまた別の魅力を味わいながら熱い声援を送った。
 
ステージ中央には大型スクリーンが設置され、シン・ソンウは映画『トップガン』のサウンドトラックからアレンジした歌で登場、『少年』『喜びになることを』を立て続けに歌うと、ファンは一斉に席から立ち上がりリズムに身を任せた。シン・ソンウは「ファンミーティングではなくコンサートで会えてうれしい」とあいさつし、自分が音楽活動をしていることを知っていたかと問いかけるとファンは「イェー(はい)」と口をそろえて答え、シン・ソンウを喜ばせた。

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次いで、『告白』『約束』『夢というのは』『冬木』などのバラードを低くささややくように歌い上げた。『象』『正しい生活』など再びアップテンポの曲でステージを飛び跳ねると、客席の熱気も一層高まり、「何なのこれは」では声をそろえて叫ぶ場面もあった。半そでのTシャツ姿に着替えるとロッカーの真髄を発揮、長髪をなびかせながら独特な高音で熱唱した。『エデンの庭園』では水をまくパフォーマンスも見せた。

アンコールでは安全地帯の『悲しみよさよなら』を編曲し日本語で歌い、ヒット曲『明日に向かって』ではステージを飛び降りて客席を回りながら熱唱した。それでも自分の名を呼び続けるファンに対し、シン・ソンウは感謝の言葉を繰り返した後、夢について語った。「夢が何かとの親友の問いに、その場では答えられず家に帰って焼酎を飲みながら考えた。歌が好きで音楽が好き。これを死ぬまで続けることが夢だ」とし、好きな人を考えながら作ったという『夢』を歌った。

シン・ソンウは日本では、ドラマ『威風堂々な彼女』『12月の熱帯夜』などで先に俳優として名を知られるようになった。写真集を発売し、東京と大阪、広島でファンミーティングを行ったほか、大学での専攻を生かし<韓日美術交流展>に参加したこともある。


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