新型コロナのインフルエンザ化「一般医療体系で新型コロナ治療」議論=韓国(画像提供:wowkorea)
新型コロナのインフルエンザ化「一般医療体系で新型コロナ治療」議論=韓国(画像提供:wowkorea)
韓国では、早ければ来週から「専門家用迅速抗原検査キット」(RAT検査)で陽性が出た場合、別途PCR検査なしで、新型コロナ感染と認められる見通しだ。また、コロナ感染者は、一般医療体制で治療を受ける方案が議論されるなど、コロナ患者も一般インフルエンザ患者のように管理される見通しだ。

イ・サンウ の最新ニュースまとめ

イ・サンウォン中央防疫対策本部疫学調査分析団長は10日、会見で「専門家用迅速抗原検査を感染確定とする方案を、11日中央災害安全対策本部会議で検討する」と明らかにした。イ団長は「RATが陽性の場合、PCR検査も陽性につながる可能性が90~95%以上と非常に高い」とし、「若干の測定範囲でエラーがあっても、大きな問題はないだろう」と説明した。防疫当局が11日、このような案を決定すれば14日から施行できるものと見られる。

クォン・ドクチョル保健福祉部(部は省に相当)長官もこの日、首都圏の上級総合病院長との懇談会で「現行制度ではRAT陽性時、追加でPCR検査確認、保健所の患者配分などにより、在宅治療が遅れている」とし「迅速な検査と治療を通じて、重症化を防ぐためには、近隣の病院・医院中心の診断体系の確立が必要だ」と述べた。実際、最近防疫当局の一日PCR検査限界値(85万件)を超える検査件数を記録し、医療体制に負荷がかかっている状態だ。

政府は感染者を一般医療体系で治療する方案も検討中だ。クォン長官は「新型コロナウイルス陰圧病室でのみオミクロン患者を治療するシステムは持続可能でも、効果的でないため、必ず一般医療体系への転換が必要だ」と強調した。防疫当局は、このため新型コロナの感染病等級を1級から下方調整する方案を検討中だと伝えられた。事実上、新型コロナを一般インフルエンザのように管理するという話だ。

この日、新規感染者は32万7549人で、2日続けて30万人台を記録中だ。イ団長は「今週を含め、今後2週間がピーク期間と見られる」と話した。防疫当局は今月中にも最大1日35万人余りの感染者が出ると予測している。防疫当局は、流行がピークアウトすれば、社会的距離防疫措置についても大幅に緩和する方針だ。

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