【ソウル聯合ニュース】韓国の中央防疫対策本部は10日、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の感染者が2日午後6時時点の1318人から8日時点で1033人増え、計2305人になったと発表した。 防疫当局はオミクロン株が今月中にも優勢になる可能性が高いと予想し、対応策を用意している。 医療の専門家はオミクロン株の感染拡大に備え、防疫体系を迅速に転換する必要があると提言している。 オミクロン株の感染拡大の速度は、韓国ではデルタ株の2倍以上速い。 オミクロン株の感染者は先月1日に初めて確認され、2351人に増えるまで39日かかった。デルタ株は昨年4月22日に初めて感染が確認され、同年7月19日に2351人に至った。2351人に至るまでの日数はオミクロン株が50日早かった。 中央防疫対策本部の
イ・サンウォン疫学調査分析団長は、「現在の防疫当局の予測では1月末ごろには優勢になる可能性が高い」と伝えた。 3~9日の1週間で新たに確認されたオミクロン株の感染者は海外からの入国者が573人、国内での感染は460人だった。累計では海外からの入国者が1276人、国内が1075人となっている。 オミクロン株の感染者は無症状・軽症の場合が多いとされるが、重症化した感染者は1人増えて計2人になった。 オミクロン株の感染者のうち死亡者は、これまでに1人となっている。
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