韓国では「ストーカー犯罪の加害者のうち、その4分の3は前科者である」という研究結果が公開された(画像提供:wowkorea)
韓国では「ストーカー犯罪の加害者のうち、その4分の3は前科者である」という研究結果が公開された(画像提供:wowkorea)
韓国では「ストーカー犯罪の加害者のうち、その4分の3は前科者である」という研究結果が公開された。特に、そのストーカー犯罪の前科者のうち4分の1は「暴力」の前科があることがわかった。

カン・ソヨン の最新ニュースまとめ

きょう(22日)コングク(建国)大学警察学科のカン・ソヨン教授とインチョン(仁川)女性家族財団のキム・ハンソル氏が発表した論文「潜在階層分析を通したストーカー行為の類型分類」によると、ストーカー行為者は前科がある場合が76.5%であった。その中で「暴力」に関する前科は26.8%と最も多かった。この研究陣は2013年からことしの6月まで、軽犯罪処罰法上の持続的加害行為により有罪判決を受けた事例129件を分析した。

ストーカーの被害者は女性が97.7%で、年齢層は20~40代が最も多かった。ストーカー行為の目的は面会(40.3%)・交際(47.9%)の要求が最も大きな割合を占め、ストーカー行為者と被害者の関係は「元恋愛関係・元夫婦関係」が54.8%と最も多かったが、全く知らない仲(15.7%)や顔見知りだけの関係(11.3%)も少なくなかった。

この研究陣はストーカー行為を「徘徊型」「監視型」「漸進型」に区分した。

「徘徊型」は、被害者との接触以前に行われるストーカー行為の段階において表れる可能性が最も高く、本格的にストーカー行為が実行されれば複合的様相の「監視型」へと発展すると分析した。

特に、初期の2段階における対応がきちんと成されなければ「漸進型」へと悪化し、殺人や性犯罪などの強力犯罪へと発展する恐れがあると、研究陣は懸念した。

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