<イ・へリンの芸能05>では、音盤・映画・放送といった大衆文化全般の様々なテーマで、5つのキーワードを選ぶ。多少、記者の主観的な見解も反映されるかもしれないことを前提にお伝えし、記者が女性であることから、その第1弾として<2007年のスタートを飾る、ワンソナム(“完全に大切な男性”の略称)候補05>を挙げた。新しく始まるドラマで魅力を披露するタレントや、イケメンの新興勢力として浮上する新鋭スターなど、様々な男性たちが、大勢の女心を揺るがす準備を整えた。

Battle の最新ニュースまとめ


<b>もう1人の“年下の男”イ・ミンギ ワイルドな年下男を熱演</b>
最近、韓国芸能界で不変の法則があるとすれば、それは「年下の男は人気が上昇する」ということ。シットコム『オールドミスダイアリー』のチPDことチ・ヒョヌが、生意気ながらも純粋な年下の男を演じ、スターダムにのし上がり、ヒョンビンも『私の名前はキム・サムスン』に傷つきやすい年下の男として登場、高い人気を博した。昨年『キツネちゃん、何しているの?』でのチョン・ジョンミョンと『噂のチル姫』でのパク・ヘジンも同様。男性主人公に敏感な20~30代の女性たちを攻略した彼らイケメンは、まさに“ワンソナム”となった。

ベスト劇場『テルン選手村』と週末ドラマ『めっちゃ大好き』で、すでに多くの女性ファンを確保しているイ・ミンギも、KBS水木ドラマ『タルジャの春』で、人気に拍車をかける見込みだ。今回イ・ミンギは、6歳年上の33歳“オールドミス”タルジャ(チェリム)に安らぎを与える27歳の恋人代行アルバイト“カン・テボン”を演じている。息苦しい職場生活でアカにまみれた(?)タルジャを癒すと同時に、ドラマを見ている20~30代女性のハートまでも揺るがす勢いだ。同世代のモデル出身俳優たちが、演技力論争に巻き込まれる反面、イ・ミンギは演技力も一際輝いている。また、これまでの世間知らずなイメージを脱ぎ捨て、ワイルドな魅力まで加わった。


<b>少女漫画を再現したSE7EN 天真爛漫な魅力たっぷり</b>
昨年のチュソク(旧盆)からキャスティングが話題となった歌手SE7EN(セブン)の俳優業への変身。SHINHWA(シンファ/神話)、Rain(ピ)、ユン・ゲサンなど、男性歌手の俳優への挑戦がブームになった時にも、音楽活動だけに固執した彼が、俳優デビュー作品として『宮S』を選んだ。それほどに『宮S』前編のファンであり、今回のキャラクターに自信があるというという。SE7ENは「明るくて、まっすぐな性格のイ・フが、実際の僕に似ている」と自信を見せる。

SE7ENのドラマ出演の知らせに、これまで多忙な海外活動によりSE7ENを見られなかったファンたちの期待が一気に高まった。ドラマの中ではキュートで天真爛漫な姿を存分に見せる予定で、デビュー当時の生き生きとした魅力を再び見られると期待されている。予告編に登場した幾つかの表情とモーションは、すでに話題を集めている。ファン・インレ監督は「歌手出身なので少しぎこちないかもしれないが、カメラの前で遊ぶことをわかっている」と称賛を惜しまず、パク・ファスン撮影監督は「天才性を感じた」と話しており、2007年1月には優秀な新人俳優をまた1人“発見”するかもしれない。同時間帯を攻略するイ・ミンギとの真っ向勝負にも注目だ。


<b>“悪い男の魅力”キム・ミョンミン 母性愛刺激する冷徹な天才医師</b>
『不滅の李舜臣(イ・スンシン)』と『不良家族』で相反したイメージを見せ、多くの愛情を受けたキム・ミョンミンが、MBC週末ドラマ『白い巨塔』で悪い男に挑戦する。
一見、冷血漢だが、その内面には悩みと心の傷を抱えており、女性視聴者の母性愛を刺激するキャラクターだ。キム・ミョンミンは今回のドラマで、ひたすら成功を目指して孤独に走り続ける天才医師チャン・ジュンヒョクに変身する。

チャン・ジュンヒョクは、医者であるのに患者の命に関心がない。ただ完璧に手術に成功し、病気を克服することを目標に診療する、究極のリアリストであるわけだ。そんな彼も難関にぶつかるが、その難関というのが課長昇進に失敗するかもしれないというもの。強烈なライバルであるノ・ミングク(チャ・インピョ)が突如現われ、成功の一歩から足を踏み外させた。キム・ミョンミンが演じる冷徹な天才医師の苦難に、女性視聴者のハートも激しく揺れ動くだろう。

最初は手術シーンの動画もやっとの思いで見たというキム・ミョンミンが、今や患者を見て自分で治療してみたいと思うほど、このキャラクターにハマっているところを見ると、彼が見せる新しい魅力が非常に期待される。


<b>“無知男?”チョン・イル 恋をすれば変わります</b>
無知な男のキャラクターが進化した。何かが足りず、能力がなく女性に無視されっぱなしの“無知男”が、すらっとした身長とハンサムな顔を持つようになったのだ。『思いっきりハイキック!』のチョン・イルがその例だ。チョン・イルが演じるイ・ユノは、異種格闘技選手になることを夢見る高校生。見た目も抜群でケンカも上手く、女性から人気が高いが、学業を嫌悪(?)している。トーク下手で映画『グエムル~漢江の怪物~』のストーリーも上手く説明できないくらいだが、それでもカッコイイ。

型破りな編成で放送されている『思いっきりハイキック!』は、先頃視聴率2ケタを突破し、人気を博している。もちろん“ヤドンスンジェ”(アダルト動画を楽しむことからついたニックネーム)イ・スンジェと、“シクシン”(食べることに目がないことからついたニックネーム)チョン・ジュナら独特なキャラクターと、骨身を惜しまない俳優たちの熱演のおかげだが、チョン・イルを見ようとこのシットコムを視聴するという10代ファンも多い。ソ・ミンジョンとの関係が変貌し、“ミンジョン&ユノ”の恋愛モードを応援するファンも相当数だという。「無知であるにも関わらず」劇中、ソ・ミンジョンへの気持ちが深まれば深まるほど、チョン・イルを好きになる女性ファンも急増しそうだ。


<b>音楽界のエイリアン(?)シン・ギヒョン ひ弱な外見&マルチな才能</b>
昨年、劇場街ではカン・ドンウォンとイ・ナヨンを“エイリアン”と呼んだ。
これは、地球人と思えない顔の大きさとスタイルのため。2007年には6人組新人グループ<Battle>のシン・ギヒョンがそのバトンを受け継ぎそうだ。
188cmの長身に拳ほどの顔、真っ白な肌と大きな瞳。かなり非現実的なビジュアルだ。

2005年、オーディション番組<バトルSHINHWA>で知名度を高めたあと、歌手デビューのために1年余りテレビに露出しなかったが、ファンたちの熱気は決して冷めやまなかった。Battleの公式デビューステージには、日本や中国からもはるばるファンが訪れたほど。レッスン生時代にも国内屈指の芸能事務所が名刺を差し出したという。

グループ内でボーカルを担当しているシン・ギヒョンは、Battleがある程度落ち着いたら俳優としても活動する計画だ。ひ弱な(?)外見とは異なり、イタズラっ気も多いということから、マルチエンターテイナーへの成長も期待されている。



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