【清州聯合ニュース】韓国の清州市、中国の青島市、日本の新潟市による「東アジア文化都市」の交流事業が活気を見せている。 「東アジア文化都市」は、韓国、中国、日本の3カ国が文化芸術による発展を目指す都市を選定し、現代の芸術文化や伝統文化などに関するイベントを実施するもの。相互理解を深め、東アジアの多様な文化の発信力の強化を図るため2014年に始まった。 交流事業は2月と3月に各都市で行われた開幕式を皮切りに、相次いで多彩に繰り広げられた。 青島の無形文化財交流公演、新潟の食文化シンポジウム、清州地方空港フォーラム、文字学術会議、都市別文化ウイークなど、文化交流の花を咲かせた。 5月21日から1カ月間開かれた清州文化ウイークでは市民サークルによる舞台、バイオリニストのチャン・ユジン氏による公演、「旧清州煙草製造廠」の建物を活用した市民愛蔵品特別展などが開かれた。 東アジア文化都市の清州組織委員会は先月23日から3日間、青島で開かれた青島文化ウイークで清州の風景を紹介した。地元の画家20人が水彩画展を開き、写真作家10人による展示会も用意した。 清州農業高校サムルノリチームと伝統音楽グループ「シアルヌリ」は清州の楽しい音楽を披露した。 李承勳(イ・スンフン)清州市長は青島市長と会談し、両都市の文化・経済交流を続けていくことを提案した。青島空港とは国際線の開設などを協議した。 清州組織委は6日から10日まで行われた新潟文化ウイークにも出席。清州の文化精神を披露した。  公演団体は踊りと妙技で新潟市民をわかせた。繊維作家イ・ソラ氏、ソッテと呼ばれる伝統工芸品の作家チョ・ビョンムク氏、筆職人のユ・ピルム氏、書道家キム・ジョンチル氏など地元の芸術家が清州の文化を紹介した。 清州、青島、新潟の青少年も活発な交流行事を行った。 東アジア文化都市交流の行事はまだ始まったばかりと言っても過言ではない。 21日には清州民族芸術祭の交流公演が行われる。  来月には新潟で交流行事、青島では漫画アニメーション・映画交流行事が繰り広げられる。 10月には新潟で韓・中・日文化都市会談が、青島で韓・中・日芸術祭と五王選抜大会が、清州で韓・中・日創造学校がそれぞれ開催される。 11月には青島で韓・中・日文化芸術フォーラムが行われ、清州で箸フェスティバルが開かれるなど、下半期に約20個の交流プログラムがそれぞれの市で行われる。 清州組織委ビョン・グァンソプ事務局長は「東アジア文化都市事業は摩擦と対立の関係から和合と共生の価値を引き出す役割をする」と説明した。 yugiri@yna.co.kr
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