【ソウル聯合ニュース】韓国国会の教育文化体育観光委員会に所属する与党セヌリ党の李相逸(イ・サンイル)議員は10日、文化財庁の国政監査に先立ち配布した報道資料で、韓国の文化財のうち、国外にあるものが15万6160点あり、東京国立博物館など日本にある文化財が6万6824点で、全体の43.3%を占めていることを明らかにした。 米ニューヨークのメトロポリタン博物館など、米国にある文化財が4万2325点(27.9%)で2番目に多く、ドイツにある文化財が1万727点(6.9%)と続いた。 このほか、中国8278点(5.3%)、英国7954点(5.1%)、ロシア4067点(2.6%)、フランス2896点(1.9%)、台湾2881点(1.8%)、カナダ2192点(1.4%)、オーストリア1511点(1.0%)の順となった。 一方、返還された文化財は9760点と集計された。返還された文化財のうち、5139点(52.7%)が2001年以降に返還された。 李議員は「文化財の返還事例を見ると、政府の努力より民間による努力によってなされる場合が多い」と指摘。国外にある文化財を民官合同で返還につなげるタスクフォースを運営することを提案した。 yugiri@yna.co.kr
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