“歌王”チョー・ヨンピル
“歌王”チョー・ヨンピル
中堅歌手たちがアイドル中心のK-POP界に新たな風を吹かせ、また、ヒップホップの勢いが増しジャンルの偏り現象をおさえた。

チョー・ヨンピル の最新ニュースまとめ

 “歌王”チョー・ヨンピルの19thアルバム「Hello」は世代を超えて愛され、新旧世代を統合する文化現象により再びスポットを浴びた。また、「ダイナミック・デュオ」、Verbal Jint、BUMKEY、SAN Eらヒップホップ歌手たちは、音源チャートのトップに相次いで輝いた。

 新たなスターも誕生した。ガールズグループ「CRAYON POP(クレヨンポップ)」がヒット曲「パパパ(BarBarBar)」の“直列5気筒ダンス”で人気を博し、SMエンタテインメント所属の「EXO」がアルバム販売量90万枚を突破し、ことしの新人に躍り出た。

■中堅の活躍の中で新人頭角…そして“ヒップホップ豊作”
チョー・ヨンピルのシンドロームに歌謡界は今春から新鮮な衝撃に包まれた。彼が10年ぶりに発表した19thアルバムは収録曲「Hello」と「Bounce」がヒットし、販売量20万枚を超えた。「セシボン」ブームが父母の世代文化を発見したのに終わったとしたら、チョー・ヨンピル現象は若い層にも拡散し、世代統合という側面で評価された。

 それを追いイ・スンチョル、シン・スンフン、イム・チャンジョン、イ・ジョク、「野菊」、チェ・ペクホ、ナミら中堅歌手たちが相次いでニューアルバムを発表し活動を再開した。

 貫録ある先輩たちが再スポットを浴びる中で、スターに急成長した新人もいた。

 「CRAYON POP」は日刊ベスト保存所(韓国の2ちゃんねる同様の掲示板サイト)での物議にもかかわらず、「パパパ」でデビュー以来初めてランキング1位となり、新人賞を握った。

 グループ「EXO」は正規1stアルバムと1stリパッケージアルバムを合わせて90万枚の売り上げを突破する快挙を見せた。2001年以降、歌謡界にミリオンセラーアルバムがなかったことを考えると、大きな反響だったことがわかる。

 また、アジアを超えて米国、ヨーロッパ、南米など世界を股に掛けるK-POPスターたちの活躍が目立った。

 4月に新曲「ジェントルマン」を発表したPSYとガールズグループ「少女時代」は、米TIME誌が選定する「ことしのバイラル映像トップ10(Top 10 Viral Videos)」の1位、「ことしの歌トップ10(TIME's Top 10 of Songs of 2013)」の5位にそれぞれ選ばれた。「少女時代」は米国「YouTubeミュージックアワード」でも「ことしのミュージックビデオ」賞を獲得している。また、日本韓流10周年を迎えたことし、「東方神起」と「BIGBANG」が日本のドームツアーを開催し、K-POPの勢いを誇った。

 テレビ番組ではラッパーたちの新曲がチャートを賑わし、ヒップホップが大衆的に跳躍した。歌手Verbal Jintがチョー・ヨンピルやシン・スンフンのアルバムでフィーチャリングするなど、ラップがない音楽が珍しいほど“ヒップホップ豊作”となった。



チョー・ヨンピル Hello (M/V) - Official Music Video
チョー・ヨンピル Hello (M/V) - Official Music Video




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