【ロンドン聯合ニュース】ロンドン五輪のフェンシング女子エペ個人準決勝で不可解なタイム測定によりメダルを逃した韓国の申アラム(シン・アラム)について、大韓体育会(KOC)は2日、国際フェンシング連盟(FIE)とともに、申にも銀メダルを授与するよう国際オリンピック委員会(IOC)に要請する案を協議していることを明らかにした。
 まだ実務的な合意や具体的な書類提出などの段階ではないという。
 KOCとFIEが共同名義でIOCに要請するには、まずFIEが競技の運営に誤りがあったことを認めなければならないが、KOC関係者によると、この点でFIEと最終合意に達していないという。FIEは代わりに申に特別メダルを授与すると提案し、KOCはこれを受け入れている。同関係者は、IOCに銀メダル授与を要請するための提案受け入れだったと説明している。
 また、FIEが誤りを認めたとしても、IOCが申にも銀メダルを授与するかは確かでない。それでもKOCとしては、申の割り切れない悔しさに配慮し、要請に向けて動いているという。

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