多様な独立映画や実験映画をリリースし、映画表現の解放区と呼ばれる全州(チョンジュ)国際映画祭が公式開幕した。より新しく、論争的な主題を入れた映画が大挙公開され、関心を集めている。

独立映画や実験映画の大饗宴「全州国際映画祭」が華やかに幕を開けた。約150人の有名俳優や映画監督が出席し、開幕を祝福した。

今年は世界46カ国の長・短編独立映画246編が公開される。昨年より17編多い歴代最大レベルだ。

「表現の解放区」というスローガンに合うよう、論争的主題を表わした新しく実験的な映画が大挙配置された。

<イ・チュンジク/執行委員長>
昨年に比べて招待作品がとても増えました。また外国のゲストもたくさん招待しました。プログラム自体が豊かになったと考えます。

開幕作には日本出身・鄭義信監督の映画「焼肉 ドラゴン」が選ばれた。閉幕作はベルリン映画祭監督賞受賞のウェス・アンダーソン監督のアニメ「犬ヶ島」。

今年は雨でも上映できる大規模な野外ドームを全面リニューアルし、多様な展示や公演も準備された。

世界独立映画の流れが一目で分かる今年の全州国際映画祭は12日まで全州・映画通りでおこなわれる。