「BIGBANG」T.O.Pの大麻吸煙など“芸能義務警察”問題で苦労する警察が来年からは同部署を選抜しないことを決定した。2023年までに段階的に廃止する中、芸能義務警察を優先対象とした。

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 義務警察として服務中だったT.O.Pは入隊前の大麻吸煙容疑が発覚し、7月20日に法廷で懲役10か月・執行猶予2年が言い渡された。

 T.O.Pが属した警察楽隊は警察広報団と共に芸能兵士廃止以降、芸能人の軍服務手段として人気を博してきた。現在、広報団所属の芸能人は「SUPER JUNIOR」シウォン、「東方神起」チャンミン、「JYJ」ジュンスら6人。警察は彼らを最後に、来年から芸能義務警察を選抜しない方針を固めた。

 国政企画諮問委員会計画により、警察は現在約2万5900人いる義務警察を段階的に減らし、2023年までにすべて転役させる計画だが、芸能義務警察が最優先となったのだ。警察関係者は警備などの固有業務と大きく関係のない人員を先に減らす次元だと説明した。

 芸能義務警察は警察広報に役立つ側面はあるが、T.O.Pの大麻吸煙に兵役解決窓口という論議まで重なり、廃止方針を決定した。合わせて、野球団やサッカー団などのスポーツ団も優先的に廃止対象として検討されている。

 警察は義務警察の空白を埋めるため、警察公務員を少なくとも1万人以上、増員すべきと見ている。