映画やドラマ、舞台でよく描かれる素材、それはヴァンパイアだ。俳優はもちろん、制作陣にとっても十分に期待を集めるヴァンパイアの熱いラブストーリーを伝える。

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 弱々しい少女が血に飢えたヴァンパイアに急変し吠える瞬間、客席に鳥肌物の戦慄が伝わる。ヴァンパイア少女と寂しい10代の少年の愛の物語。非英語圏で初めて韓国で開幕となった演劇「レット・ミー・イン」(邦題:ぼくのエリ 200歳の少女)はオリジナル演劇の演出陣がキャスティングから手掛けている。

ジョン・ティファニー/演劇「レット・ミー・イン」演出
オーディション過程は今までで最も純粋でした。(俳優の経歴を知らないため)ひたすら目の前の俳優のエネルギーと魂が、我々の望むキャラクターに合うかで選別しました。

 韓国映画「黒い司祭たち」で注目を浴びる前、2000分の1の競争率を勝ち抜いた女優パク・ソダムは舞台の上では変わらず震えると話す。

パク・ソダム/演劇「レット・ミー・イン」主演
今回の作品で自らが治癒されたようです。今後への力を得て、もう一度、私がなぜ演技を始めたのか…、舞台上で演じながら生きていることを感じました。

 ヴァンパイアの素材で2014年の初演当時、全席完売となったミュージカル「ドラキュラ」も登場する。吸血鬼の外見よりも苦悩して寂しがる内面を覗くことが、この作品の魅力だ。

キム・ジュンス/ミュージカル「ドラキュラ」主演
一般的なイメージは怪物ですよね。ミュージカルで描かれるドラキュラも序盤は背筋が凍るような場面ですが、そうなる理由や愛を渇望する誰よりも純粋なキャラクターです。