ことし韓国映画が大ヒットしている要因に女優たちのパワーがある。昨年は「女優の日照り現象が深刻だ」と言われていたが、ことしはその心配もなくなったのだ。

オム・ジョンファ の最新ニュースまとめ

 公開を間近に控える「泥棒たち」は、10人の主演級俳優らが出演し撮影前から話題を集めた。出演俳優らは、各自の個性を爆発させたが、中でもチョン・ジヒョンの演技が印象的だ。ようやく彼女だけのカラーを見つけたとの評価を受けており、映画の興行成績にも一役買うものと見られている。

 450万人を動員した「妻のすべて」も女優イム・スジョンが興行の原動力となった。破格の変身が観客の心を掴んだのだ。オム・ジョンファは、映画「ダンシング・クイーン」で久しぶりに「チケットパワー」の称号を再確認させ、
主演女優チョ・ヨジョンの露出が話題となった「後宮:帝王の妾」も260万人を超える観客を動員した。

 演技力でいまいちの評価を受けてきたキム・ミニは「火車」で「第二のチョン・ドヨン」と称されさらに興行成績にも貢献。

 このように女優を前面に出した韓国映画は、ことし上半期だけでも3作品が
400万人超の観客を動員。俳優中心だった映画界が女優パワーによってさまざまな作品を生むことに成功している。