法務部は7日、いわゆる「釜山回し蹴り事件」で釜山拘置所に収容中の被告人に対し特別管理を強化し、報復犯罪の予防に尽力すると明らかにした。
法務部はきょう、「刑務官立ち合いの接見対象者、および書信検閲対象者に指定するなどの特別管理中で、裁判が確定すれば被害者の縁故地から遠く離れた矯正施設に移送する予定」と発表した。
また、「テグ(大邱)地方矯正庁の特別司法警察隊で『出所後の被害者報復』発言などの報道内容を調査しており、関連規定に基づき懲罰措置や刑事法上の犯罪捜査転換などの厳重な措置を取る計画」と付け加えた。
「釜山回し蹴り事件」は、昨年5月未明に釜山で帰宅途中の女性が面識のない男から無差別に暴行を受け意識を失った事件だ。加害者の男は1審で懲役12年を宣告され、現在は控訴審が行われている。
この事件の被害者Aさんは今月6日、CBSラジオに出演し、「加害者が拘置所仲間に『出所したらAさんのところに行き報復する』と言ったという話を聞いた」と伝えた。
Aさんは、「その人に連絡してみると、『アパートの名前を聞いたが、そこに住んでいますか』と言われた。加害者が拘置所内で私の住所と住民登録番号を覚えていると言った。脱獄して殴って殺すと言っていると聞いたとき、ぞっとした」と話した。
Aさんは、「(加害者が)報復をする、脱獄する、ここから出て殴って殺す、ということを話している」と言い、「助けてほしい」と訴えた。
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