中国の官営メディアは「『対中半導体供給を増やすな』という米国の要求を、韓国は拒否しなければならない」と主張した(画像提供:wowkorea)
中国の官営メディアは「『対中半導体供給を増やすな』という米国の要求を、韓国は拒否しなければならない」と主張した(画像提供:wowkorea)
「中国商務相が中韓間の半導体協力を強調したことにつづき、『対中半導体供給を増やすな』という米国の要求を韓国は拒否しなければならない」と、中国の官営メディアが主張した。

中国の官営英字紙“グローバルタイムズ”は29日付けのコラムで「26日(現地時間)に米国で行なわれた、韓国産業通商資源部(省)のアン・ドックン(安徳根)通商交渉本部長と王文濤(おう・ぶんとう)中国商務相の会談で、半導体の産業網・供給網に関する協力を強化することにした」とし「両国が半導体協力を強化しようとするなら、韓国半導体企業たちが中国市場における穴を埋めるのは当然のことだ」と主張した。

グローバルタイムズは「『韓国の半導体企業たちは、中国の制裁対象である米国半導体メーカー“マイクロン社”のかわりに供給元の役割をしてはならない』という米国側の要求は、事実上韓国半導体企業による中国事業へのさらなる拡大の可能性を抑止することにその目的がある」と伝えた。

つづけて「このような試みは、他国間の互恵的で合法的な商業協力への明白な干渉であり、国際貿易規則への違反だ」とし「もし韓国がそのような干渉を振り切ることが出来なければ、経済的に深刻な結果に直面しなければならないだろう」と警告した。

グローバルタイムズは「中国が韓国の最大半導体市場である状況の中、短期的に中国に代わる半導体市場を見つけることは難しいだろう」と主張した。

また「『中韓間による中間財の交易を経て生産された完成品の対米輸出量は少なくない』という点で、韓国の対中貿易が弱まれば米国との貿易も弱まるだろう」と伝えた。

一方中国は今月21日「マイクロン社製品に、セキュリティの問題が発見された」として、自国の重要な情報技術(IT)インフラ運営者によるマイクロン社製品の購入を禁止した。

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