「両親を亡くして反抗」...動物園を脱出したシマウマ、今後パートナーを連れて来る予定=韓国(画像提供:wowkorea)
「両親を亡くして反抗」...動物園を脱出したシマウマ、今後パートナーを連れて来る予定=韓国(画像提供:wowkorea)
都心に脱出する騒動を起こしたオリニ大公園のシマウマ「セロ」が両親を失った後、さまよっていたという話が伝えられた中、オリニ大公園側は「セロ」の安定のために、メスのシマウマを動物園に連れてくる予定だと明らかにした。

ソウル・オリニ大公園によると25日、メスのシマウマは早くから飼育員らが「セロ」のパートナーとして目をつけており、まだ幼いため、しばらく両親のそばで過ごす予定だ。少なくとも来年には「セロ」とともに過ごすことになるものと伝えられた。

「セロ」が過ごす環境も新しく変わる予定で、「セロ」が飛び出した木製の垣根フェンスを鉄製に変えて、さらに高くする計画だ。現在、「セロ」のフェンスは2010年に作られたもので、観覧客の視野を考慮して多少低くしていたことが伝えられた。

これに先立ち、23日午後2時40分ごろ、2歳(2021年生まれ)になるオスのシマウマの「セロ」がソウル・クァンジン(広津)区ノン(陵)洞のオリニ大公園動物園において、垣根の周辺に設置された木製のデッキを壊して脱出した。「セロ」は近隣の道路を通り過ぎて住宅街に出没し、脱出から3時間30分後に捕獲された。

「セロ」が脱出した話が伝えられると、オンライン上では1月にソウル施設公団のユーチューブチャンネルに公開された「セロ」の話が再び注目されるようになった。

「シマウマ・セロの話」というタイトルでアップされているこの映像によると、「セロ」は「ママとパパのくっつき虫」だった。両親のそばでご飯もよく食べ、よく寝ていた「セロ」は、両親が亡くなった後、反抗を始めた。

映像には反抗が始まった「セロ」が檻(ケージ)にも入らず、カンガルーとけんかして、飼育員らが特別に準備したニンジンとリンゴなども拒否する姿が含まれていた。

オリニ大公園側によると、「セロ」はこの動物園の唯一のシマウマだ。2021年に母親と2022年に父親が相次いでこの世を去った後、1人で過ごしているが、まだ成年にも満たない幼いシマウマである。

同公園の関係者は「シマウマ自体、飼い慣らすのが容易ではない気質を持っている。『セロ』もそのような気質を持っている上に、1人になって苦しんでいる姿を見せた」とし「『セロ』のために飼育員らが愛情を注いで飼育したが、動物園を脱出するという騒動が起きた」と説明した。
Copyrights(C) Edaily wowkorea.jp 99