テラフォームラプスのクォン・ドヒョン代表(画像提供:wowkorea)
テラフォームラプスのクォン・ドヒョン代表(画像提供:wowkorea)
2022年5月に暴落した仮想通貨「ルナ(LUNA)」を運営するテラフォームラプスのクォン・ドヒョン代表がモンテネグロ当局から文書偽造の容疑で起訴されている中で、今後どの国家に送致されるかについての関心が高まっている。これについて、韓国と米国、モンテネグロの3ヵ国で起訴された彼の送致をめぐり、先に起訴した国家が送致についての優先権を持つとの報道が出て注目されている。

クォン・ドヒョン の最新ニュースまとめ

AFP通信は24日(現地時間)、モンテネグロ法廷でこの日クォン代表に対する送致要請についての審理が行われ、クォン代表が出廷する予定だと報じた。

これに先立ちモンテネグロ内務省は23日、クォン代表と側近のハン氏と疑われる人物がポドゴリツァ国際空港で偽造されたコスタリカとベルギーのパスポートを使用してドバイ行きの飛行機に搭乗しようとしたと説明した。

現在、クォン代表は韓国、米国、モンテネグロの3ヵ国で起訴されている。ブルームバーグは23日、米ニューヨーク検察もクォン代表を証券詐欺、インターネットバンキングを利用した金融詐欺と相場操作など計8つの容疑で起訴したと報道した。

犯罪者引渡し事件の専門家マイケル・ズワイバック弁護士はブルームバーグの取材に対し「犯罪者を先に起訴した国家が送致の優先権を持つ」と説明した。ニューヨーク検察が逮捕当日にクォン代表を起訴したのは、米当局が韓国政府と合意した後の行動である可能性があると同弁護士は分析している。

バンクマン・フリードを送致した事例も再び注目を集めている。バンクマン・フリードも海外逃亡中に逮捕された点がクォン代表と共通しているためだ。バンクマン・フリードは2022年12月12日、FTX本社が位置するカリブ海のバハマで当局に逮捕され、米国ニューヨークに送致された。

一方で、韓国の検察もやはりソウル南部地検金融犯罪合同捜査団が2022年9月にテラUSD・ルナを証券とみなすことができると判断し、クォン代表に資本市場法違反の容疑で逮捕令状を発行して追跡しており、インターポールに協力を要請し国際指名手配をしている。
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