米韓長官「北朝鮮核拡大抑制強化…中国偵察機無責任」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
米韓長官「北朝鮮核拡大抑制強化…中国偵察機無責任」=韓国報道(画像提供:wowkorea)
韓国のパク・ジン外交部長官と米国のブリンケン国務長官が、北朝鮮核脅威に対抗する拡大抑制(核の傘)を強化することにした。また、米国本土に「偵察気球」を浮かべた中国に向けては「無責任だ」と批判した。

3日(現地時間)、ロイター通信などによると、パク長官は米国ワシントンDCでブリンケン長官と会談をした後の共同記者会見で「韓国と、朝鮮半島の真の平和を成し遂げるために隙のない連携を強化する」とし「強固な連合防衛体制を維持する中、拡大抑制の実効性を高めていくことにした」と明らかにした。

パク長官はまた「国連制裁を完全に履行し、北朝鮮の不法な資金の流れを遮断するための努力を強化することに合意した」とし「(核実験など)北朝鮮の増加する脅威に対応するため、日米韓の三者協力を強化していく」と強調した。

彼は、韓国産電気自動車に対する補助金差別論議が出た米国インフレ削減法(IRA)については「韓国企業の懸念を解消し、両国産業すべて利益になる方向で施行できるよう強化する」と述べた。

ブリンケン長官は「核と従来の武器、ミサイル防衛体系を含め、あらゆる範囲の資産を利用し、韓国を防御することを約束した」とし「共同脅威に対する同盟防衛の約束を再確認した」と強調した。彼は引き続き「北朝鮮の核脅威に対し緊密な情報共有を含め、両国の抑制計画を強化することにした」と説明した。

ブリンケン長官は「北朝鮮の違法な脅威を含む安全保障の脅威に強く対応する」とし「われわれは日米韓三国の安保協力拡大について議論した」と伝えた。

この日の会談では、中国の偵察気球問題も話題に上がった。これに先立ち、前日米国は自国本土上空の高度偵察気球が中国のものと見られると明らかにし、この日中国は即座にこれを認めて謝罪した。ブリンケン長官はこの夜、中国北京訪問計画を取り消した。中国側はただ「その飛行艇は気象など科学研究に使うもの」と伝えた。政治的な目的ではないということだ。

ブリンケン長官は「米国本土の上に偵察気球を飛行させた決定を容認できない」とし、「米国の主権と国際法を侵害すること」と一言述べた。彼は訪中日程を電撃延期したのには「領空を侵害されたらどの国も同様に対応しただろう」と述べた。

パク長官は「米中関係は国際関係において重要だ」とし「中国が(今回の事案について)迅速かつ真剣に説明しなければならない」と述べた。彼はブリンケン長官の訪中キャンセルについては「十分に理解する」と述べた。

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