アン・ヒョンス（ヴィクトル・アン）、韓国復帰が「不発」…城南市コーチ職に脱落

韓国を離れ、ロシアに帰化しロシア代表ショートトラック選手として活躍したアン・ヒョンス（ヴィクトル・アン）の韓国復帰が「不発」に終わった。

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　ソンナム（城南）市は「市庁氷上チームコーチ職の採用試験にアン・ヒョンスと、キム・ソンテ元中国ショートトラック代表チーム監督を含む7人が志願したが、アン・ヒョンスら2人の志願者は脱落した」と29日、明らかにした。

　市の関係者は「書類と面接審査を通して技術、疎通能力など複数要素を総合し、判断した」と説明した。

　一方、アン・ヒョンスは2006年トリノ冬季オリンピックで金メダル3個を獲得した韓国ショートトラックのスター選手だった。しかし2011年、当時所属チームだった城南市庁が財政問題でスケートチームを解散させると、選手生活を続けるためにアン・ヒョンスはロシアに帰化した。

　その後、2014年ソチ冬季オリンピックにロシア選手として出場し、3冠記録を打ち立てた。2018年ピョンチャン（平昌）冬季オリンピックに出場できなかったアン・ヒョンスは、現役引退を発表し、指導者に転身。2022年北京冬季オリンピックでは、中国代表チームのコーチとして活動した。