この日、全国各地で未確認飛行体が目撃されたという通報と情報提供が相次いだ(画像提供:wowkorea)
この日、全国各地で未確認飛行体が目撃されたという通報と情報提供が相次いだ(画像提供:wowkorea)
韓国の国防部が推進する宇宙発射体の試験飛行により発生した閃光(せんこう)で30日の夕方、ソウルやインチョン(仁川)、キョンギド(京畿道)、チュンチョンナムド(忠清南道)、カンウォンド(江原道)など全国各地で未確認飛行体が目撃されたという通報と情報提供が相次ぐ騒ぎが起きた。

国防部はこの日の午後に「固体推進宇宙発射体の試験飛行に成功した」とし、「試験前に発射経路と領空および海上安全に対する措置を行ったが、軍事保安上の問題からすべての国民に事前報告できなかった」と明らかにした。

国防部では2021年7月に固体燃料推進機関の燃焼試験に成功し、今年の3月に宇宙発射体推進試験に初めて成功している。

固体燃料をベースとした推進機関は、小型衛星または多数の超小型衛星を低軌道に乗せることができる宇宙発射体に使用される。

国防部は「今回の飛行試験は3月30日に行われた飛行試験の追加試験で、今後数年間の開発過程を経て成果を目指す」と明らかにした。

この日の午後6時ごろ、全国で未確認飛行物体が現れたという通報と情報提供が相次いだ。SNSなどには飛行体が約1分間にわたって赤や白の煙を出しながら空を上って行ったと書き込まれ、写真も多数掲載された。
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