「大統領夫人に対する特別捜査を」、「李在明を投獄せよ」…ソウル市役所前で進歩と保守が対抗集会=韓国報道(画像提供:wowkorea)
「大統領夫人に対する特別捜査を」、「李在明を投獄せよ」…ソウル市役所前で進歩と保守が対抗集会=韓国報道(画像提供:wowkorea)
12月の最初の週末にも、土曜日ごとに続いてきた進歩と保守の市民団体による対抗集会が開催された。ただし、今回は大統領執務室付近ではなくソウル市役所近くで行われ、2つの道路を挟んで両団体の激しい舌戦が繰り広げられた。

キム・ゴンヒ の最新ニュースまとめ

進歩系の市民団体「ろうそく行動転換」は3日の午後4時からソウル市チュン(中)区のセジョンデロ(世宗大路)で「第17回ろうそく大行進」を開き、「ユン・ソギョル(尹錫悦)は業務を中断し退陣せよ」とシュプレヒコールを上げた。ダウンジャケットを着て起毛の帽子をかぶるなどして集まった参加者は「キム・ゴンヒ(金建希)に対する特別捜査を!」、「尹錫悦は辞任せよ!」、「弾圧をやめろ!」、「貨物連帯闘争」などと書かれたプラカードを掲げた。彼らの手に持たれたろうそくでスンネムン(崇礼門)の前は小さな光であふれた。

この日のろうそく集会では、ストライキ10日目に突入した貨物連帯のゼネストが支持された。ろうそく行動のキム・ウンジン常任共同代表は「ストライキは憲法で保障されている労働者の当然の権利だが、尹大統領が業務開始命令を下して流通業の従事者を強制的に働かせた」と述べ、「労働者を人ではなく奴隷扱いしていることが、貨物労働者に対する態度から露骨に明らかになった」と指摘した。

また、ストライキの当事者のオ・ナムジュン貨物連帯副委員長が壇上で発言した。オ副委員長は「2月のストライキ当時、全国民が見守る中で国土交通部が安全運賃制の持続および品目拡大のために努力すると約束したが、守られないまま破棄した」とし、「政府と与党は国会での議論を5か月間放置し、道路で仕事をする貨物労働者の安全と生命を無視した」と現状を吐露した。

続けて「これまで貨物労働者は尿素水不足による混乱と原油価格の高騰のさなかにも懸命に仕事をして経済の動脈の役割を果たしてきたが、もう限界点に達した」と述べ、「尹錫悦政権は法と原則だけを前面に掲げ、すべての行政命令を動員して貨物労働者を弾圧している。貨物連帯は動揺することなく最後まで闘う」と支持を訴えた。

貨物連帯は11月24日、安全運賃制の拡大を主張して無期限ゼネストに突入した。集団での運送拒否により産業界の危機感が拡大する中、政府がセメント運搬を対象に業務開始命令を下して緊張感が高まっている状況だ。業務開始命令は2004年に関連法が制定されたが18年間発動されたことはなく、今回尹政権によって初めて発動された。

一方、ろうそく集会が開かれた世宗大路では、2つの車線を挟んですぐ隣で対抗集会が開かれ、神経戦が繰り広げられた。チョン・グァンフン牧師が率いる自由統一党は7000人規模でソウル市チョンノ(鍾路)区のトンファ(東和)免税店前で午後1時から対抗集会を開き、進歩と保守の両団体は互いにプラカードを持って向かい合った。

ろうそく集会には主催者側推計でのべ3万人が参加し、崇礼門からミョンドン(明洞)、ウルチロ(乙支路)からチョンガク(鐘閣)へと行進した後、再び集会場所に戻った。その後、総括集会を終えて解散した。
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