8月10日の全国非常防疫総括会議で演説する金与正党副部長(朝鮮中央テレビの映像から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
8月10日の全国非常防疫総括会議で演説する金与正党副部長(朝鮮中央テレビの映像から)=(聯合ニュース)≪転載・転用禁止≫
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射への対応を協議する国連安全保障理事会の緊急会合が開催されたことについて、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長が「明白な二重基準(ダブルスタンダード)」と非難した。 金与正氏は朝鮮中央通信が22日に公開した談話で、国連安保理が米国にそそのかされ、北朝鮮の新型ICBM「火星17」の発射実験を吊るし上げようとする公開会議を21日に開いたと主張した。 また、安保理が米国と韓国が北朝鮮を狙って実施している軍事演習や武力増強については見ないふりをし、北朝鮮がこれに対応し侵略を防ぐため自衛権を行使することを問題視するのは明白な二重基準と指摘した。 そのうえで「わが政府は米国とそれに追従する反動集団のこのような妄動はわれらの自主権に対する乱暴な侵害であり、朝鮮半島情勢を新たな危機局面に追い込もうとする政治的挑発として強く糾弾する」と表明した。 さらに、「われわれは国家の安全を守るための自衛権の行使に口を出す行為については誰であれ絶対に容認せず、最後まで超強硬に対応する」と強調した。 また米国が北朝鮮の武装を解除しようとしても自衛権を損なうことはできず、敵対行為を行うほどさらに致命的な安保危機を招くことになるなどと警告した。
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