尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
尹錫悦大統領(画像提供:wowkorea)
イテウォン(梨泰院)圧死惨事から1か月が過ぎ、ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領の公式謝罪や追悼メッセージなどに対する関心が高まっている。犠牲者の遺族たちは協議会の構成に乗り出し、行政安全部はこれを支援するタスクフォース(TF)を構成した。

イ・サンミン の最新ニュースまとめ

30日の午後時点で、梨泰院惨事に関連した尹大統領の‘対国民談話’など、公式謝罪はまだなされていない。大統領室関係者は前日「大統領が数回、様々な席で遺族の方たちに深い謝罪をした。遺族の皆さんが一点の疑惑もなく、真相を明確に究明することが遺族たちのために政府ができる最も重要なことである」と述べた。さらに「国家が最後までフォローできるよう、多様な制度的努力をしている」と付け加えた。

これに先立ち、尹大統領が非公式的に‘申し訳ない気持ち’と言及した事例は数回あった。尹大統領は惨事直後の今月1日、犠牲者の遺体安置所を非公開で訪れ、遺族に「国家がきちんと守ってあげられず、大統領として申し訳ない」と述べた。公開の席上では4日、ソウル市チョンノ(鍾路)区チョゲ(曹渓)寺で開かれた‘梨泰院惨事犠牲霊駕追慕慰霊法会’での追悼の辞で「国民の生命と安全に責任を負わなければならない大統領として悲痛で申し訳ない気持ちである」と明らかにした。今月7日にヨンサン(龍山)大統領室で開かれた国家安全システム点検会議でも「言葉では言い尽くせない悲劇に直面した遺族たち、痛みと悲しみを共にしている国民に申し訳ない気持ちである」と述べた。

しかし、宗教行事や主宰会議の冒頭発言ではなく、尹大統領の公式謝罪が必要だという声も出ている。22日、ソウル市ソチョ(瑞草)区の民主社会のための弁護士会(民弁)大会議室で開かれた‘10・29梨泰院惨事’遺族の立場の発表記者会見で遺族34人は対政府6大要求事項の1つとして‘真正な謝罪‘を挙げた。

外国人の両親A氏は「政府の謝罪を受けなければならない。子供を送る上で最も大変なことは国を率いる方たちが過ちを認めず、間違っていることを間違っていると言えないことだ」と述べた。また、別の被害者の両親B氏も「きちんとした調査と謝罪、責任者たちは責任を取り、大統領は公式謝罪せよ」と促した。記者会見に臨んだ遺族を含む犠牲者65人の遺族たちは28日、‘10・29梨泰院惨事犠牲者遺族協議会’(仮称)準備会の発足を発表し「責任者たちに相応の責任を問いたい」と明らかにした。

政府は行政安全部に‘梨泰院惨事行政安全部支援団’を設置し、このような遺族協議会の設立と追悼事業を支援する方針だ。この日の午前、イ・サンミン(李祥敏)行政安全部長官は、‘貨物連帯集団運送拒否・梨泰院事故・コロナ中央災難対策安全本部会議’で「これから政府は遺族たちに対する慰労と支援を疎かにしないよう、より一層細かく見守っていく」と述べた。さらに「遺族協議会設立支援と追悼事業などのための専担チームを行政安全部に設置し、遺族協議会の要請事項については関係部処と協力して迅速に処理していく」と付け加えた。

この日の李長官主宰の会議では、梨泰院惨事関連の遺族と負傷者の支援事項点検、梨泰院惨事遺族の支援専担組織の運営、梨泰院一帯の小商工人支援の方案、ワンストップ統合支援センターの支援現況などが議論された。

Copyrights(C)wowkorea.jp 83