ことしの韓国ファッション市場45兆7787億ウォン規模…前年比5.2%増

韓国繊維産業連合会（繊産連）は30日、ことしの国内ファッション市場規模が前年43兆5292億ウォン（約4兆5000億円）に比べ、5.2%上昇した45兆7787億ウォン（約4兆8000億円）と集計されたと発表した。

　韓国ファッション市場（衣類、カバン、靴）規模は消費者が実際に購入したファッション製品の数量と価格を年2回面接調査した後、母集団の人口数を適用して推定する。

　ことしの国内ファッション市場は、早い日常回復と消費心理回復で上半期・下半期ともに成長し、2年連続プラス成長を記録した。ファッション企業の高級化、価値化、差別化戦略による営業実績の明確な回復も成長要因として挙げられる。

　特に、国内ファッション市場は服の種類別ではカジュアル服、靴、男性スーツ、スポーツウェアの順で成長傾向が目立った。

　カジュアル服市場は国内ファッション市場で最大規模を占めており、市場を主導している。新しい成長動力となったストリート感性のファッションカジュアルとスポーツカジュアル顧客が増加し、前年比6.7%成長し、18兆ウォンをはるかに超えた。

　靴市場はラグジュアリーブランドとスポーツ専門企業のファッションスニーカーに対するMZ世代の消費増加で前年9.2%成長に続き、ことし5.3%成長で市場規模7兆ウォンを超えた。

　スーツ市場はクラシックなスーツの持続的な人気で男女市場ともに成長。男性スーツ市場は4兆7000億ウォンで6.1%増加し、女性スーツ市場も3兆2000億ウォンで4.9%成長した。

　3年連続マイナス成長したスポーツウェア市場は日常生活の回復と野外活動の増加で4年ぶりに4.1%プラス成長し、6兆ウォン台を回復した。

　コリアファッションマーケットトレンド2022報告書には服の種類別市場に対する実績や展望をはじめ、消費者の購買実態、ブランド認知度、好む流通チャンネルなどファッション業界の商品企画およびマーケティング戦略に有用な資料が含まれている。

　国内ファッション市場規模調査は繊産連が産業通商資源部（日本の経済産業省に相当）と韓国産業技術振興院が支援する「繊維ファッションビッグデータ構築事業」として推進した。