北朝鮮は「階級意識」の強化に悩んでいる(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は「階級意識」の強化に悩んでいる(画像提供:wowkorea)
北朝鮮は「階級意識」の強化に悩んでいる。青年層の「思想の緩み」現象を懸念し、思想教育をあらためて強調している。

キム・ジョンウン の最新ニュースまとめ

朝鮮労働党機関紙“労働新聞”は26日、社説 “階級教養を一層強化しよう”で「階級教養を強化することは、社会主義の偉業遂行においてひと時もおろそかにできない重大な問題」と伝えた。

つづけて “階級的原則・革命的原則からの脱線と譲歩はすなわち死だ”というキム・ジョンウン(金正恩)総書記の発言を引用し「階級闘争の熱気が冷めることは、すなわち思想的に武装解除することと同じだ」と指摘し「人の血は遺伝されても、思想意識は遺伝されない」として、“階級意識の向上”が至急な課題であることを強調した。

また「社会主義思想文化に反する異色な現象は、明白に階級意識が変質した結果だ」と警告した。

北朝鮮の青年層は、1990年代中盤の食糧難がひどかった「苦難の行軍」時期を経験したことで誕生したいわゆる「チャンマダン(市場)世代」である。彼らは「体制守護よりもお金が最高だ」という黄金万能主義の傾向が強い。

これに北朝鮮指導部は、韓国の映像物視聴者に最大で懲役15年の刑を宣告する「反動思想文化排撃法」を制定するなど、精神武装に心血を注いでいる。

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