韓東勲、法務部長官(画像提供:wowkorea)
韓東勲、法務部長官(画像提供:wowkorea)
ハン・ドンフン(韓東勲)法務部長官は15日、あるインターネットメディアが‘イテウォン(梨泰院)惨事’の犠牲者名簿を公開したことについて「遺族に対して2次的レッテルを貼る意味がある」と述べた。

韓長官はこの日、国会予算決算特別委員会非経済部処審査に出席し、ペ・ヒョンジン国民の力(与党)議員の「犠牲者の名簿公開にどんな問題があるのか」との質問を受け、このように答えた。

韓長官は「(犠牲者の名簿公開は)議論の余地のない反人権的行動だと個人的に思う」と付け加えた。

また、名簿流出物議についても「違法な可能性がある」と述べた。

韓長官は「この資料は徹底して公的な資料である。これは(名簿を公開したメディアが)盗んだのでなければ、誰かが提供したのではないか。その過程で法的問題が十分にあり得る」と明らかにした。

さらに「こうなると被害者に対し、わいせつ物流布や侮辱、嘲弄(ちょうろう)のような犯罪行為が起こりうる。そのような犯罪行為は既に発生しており、私が報告を受けている」と述べた。

これに関してはハ・テギョン(河泰慶)国民の力議員もフェイスブックの文章を通じて「名簿の入手経緯をただちに捜査しなければならない。警察、検察、行政安全部など、政府内だけで収集し、権限のある人に共有されただろう。ところが、この名簿全体が流出したのは個人情報保護法と情報通信網法などが禁止する公務員の個人情報無断流出に該当し、5年以下の懲役に処する重大犯罪だ」と述べた。

これに先立ち、市民メディア団体の‘タンポポ’と‘ザ・探査’は前日、梨泰院惨事犠牲者155人の実名が載っているポスターを公開していた。

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